「よくわかんないんだけど…」
「ん？」
「俺、たぶん彼女のことが好きなんだと思う」
「ああ…」
「なんか、俺自身、
よくわかんないんだけど…」
「いや、それでいいと思う。
そういう感覚、
大事にした方がいいと思う」
新しい恋の始まりは、
新しいドラマの始まりと同じ。
「ああ…なんか…
考えないように考えないようにって考えても、
どうしても彼女のことを考えちゃうんだ。
だからきっと、
俺、あいつの事が好きなんだと思うんだ」
そのscenario writerは、
きっと自分。
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