studio Odyssey


SCENARIO WRITERs III

「よく、
 考えたんだけど…」

 電話の向こうの声。

「いいんだ。
 ごめん」

「なんかそれじゃ、
 私が悪いみたい」

「いいんだ。
 ごめん。
 悪いのは俺だってわかってるんだ。

 ただ、
 どうしてもあのままじゃ辛くって…
 ごめん」

「そんなこと言ったら、
 きっと、
 明日会うとき、もっと辛くなる」

 ひとつの恋の回答は、
 そのドラマの次節への序章。

「もっと明日辛くなるなら、
 この電話、ずっと、
 切れないじゃない」


 紡ぎ出す言葉の全ては、
 scenario writerたちの言葉。


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