著者のくだらない解説
R‐0は、もう完全にシリアスに成り下が
ってしまったのか!?
否!!このページがある限り、R‐0は永遠
に不滅──って。
今回は後半に専門用語続出。心して読め!
(別に読者を置いてけぼりにしようとは思っ
ていない)
注*1 というより、教授の脳の記憶チップのほと
んどは、こういうものの記憶で占められてい
るのに違いない。
注*2 名称が長いから、著者にもな。
注*3 なぜ長い漢字名前であるかは、今更言うま
でもあるまい。
もちろんのことだが、この司令部は特に何
があるというわけでもない。ただ教授達が、
そこにいるだけだ。
注*4 『ソドムとゴモラの火』
創世記一九章において、住民の罪悪のため
に神が『ソドム』と『ゴモラ』を滅ぼすため
に使った力。ちなみに、正しくはソドムとゴ
モラは『火と硫黄の雨』で滅んだと言うこと
になっている。
『インドラの矢』
インドラとは、インドのヴェーダ神話に見
られる雷の神の事である。戦車で空中を駆け
回るという、軍神。矢とは、要するに雷のこ
とのようである。
(豆知識。インドラは、仏教では仏法を守護
する帝釈天【たいしゃくてん】になる)
完全に余談だが、宮崎アニメ『天空の城ラ
ピュタ』では、ラピュタの破壊の力をこれと
同一視していたような記憶がある。
(もともとラピュタの元ネタはガリバー旅行
記だしな)
注*5 あぶねーなぁ…(って言うか、こんなバケ
モノ装備、どこで試射をしろというのだ!?)
注*6 Applied Neural Control.
一九八三年(多分)に米国のモルチマー教
授が提唱した言葉。
直訳すると、「神経(系)制御の適用」と
言う意味になるが、日本語で言うのならば、
専門的には「神経補綴」等と言うべきであろ
う。
FES(後述)制御を肯定する言葉。要す
るに、ぶっちゃけた話、神経とエレクトロニ
クスをつなげるのもありでしょうと言う意味。
(ちょっとぶっちゃけすぎ…)
うーん、久しぶりに科学的だなぁ。
注*7 復刻版オリジナルロボットー!
復刻版にはオリジナルキャラも出たし、や
っぱオリジナルロボも出すでしょう。
注*8 七三年に始まった第四次中東戦争は、オイ
ルショックの話の方がどちらかといえば有名
である。
八○年のイラン・イラク戦争の前年に、サ
ダム・フセインが大統領に就任したという事
実は、あまり知られていないかも知れない。
この後、この戦争は八年続き、その二年後に
イラクはクウェートに侵攻することになる。
「八四年にアフリカへ〜」は、この時期、
アフリカの飢餓が深刻化してきた時期である。
注*9 FES.
Functional Electrical Stimulationの略。
本文でも触れているように、「機能的電気
刺激」と言う意味。
「機能的電気刺激」とは、基本的に電気刺
激により興奮(筋肉などの場合、収縮など)
する生体組織の全てが対象となる。が、普通
多機能なものを指すので、心臓のペースメー
カーなども刺激によって生体組織を動かす訳
なのだけれど、中には含めないことが多い。
うーん…今回のR‐0は、やけにサイエン
スね。
注*10 ケヴィン・ミトニック。伝説と誉れ高い
ハッカー。一九八一年以降、コンピューター
関係のトラブルや事件の影に見え隠れするハ
ッカー。
一九七九年には、『あの』北米防空司令部
に本当に進入したという強者。
映画『ウォー・ゲーム』が八三年の映画で
あるから、実際恐ろしい。
ちなみに本編の年、八八年は、日本でも流
行語に『ハッカー』という言葉が上がった年
でもある。
注*11 北米防空司令部の事。
注*12 実は著者も週刊連載時には生でX68Kを
見たことがなかった。
が、最近とある場所でX68Kを見る機会
があり、あの独特のデザインに「おおっ」
とちょっとばかり感動した。
黒いボディはIBMのマシンにもあるけ
ど、なんかX68Kのあれはかっこいいねぇ。
注*13 バブル崩壊は九一年。
注*14 人間の運動などの脳からの命令を、脳内
で分泌される様々な化学物質の伝達を追う
ことによって解析する方法。
BSSを真面目に考える上で有効と考え
られるひとつの手段。
今回の脚注、変な意味でマニアだ…
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