studio Odyssey


第二十四話 脚注


 著者のくだらない解説
   R‐0は、もう完全にシリアスに成り下が
  ってしまったのか!?
   否!!このページがある限り、R‐0は永遠
  に不滅──って。
   今回は後半に専門用語続出。心して読め!
  (別に読者を置いてけぼりにしようとは思っ
   ていない)

注*1 というより、教授の脳の記憶チップのほと
  んどは、こういうものの記憶で占められてい
  るのに違いない。

注*2 名称が長いから、著者にもな。

注*3 なぜ長い漢字名前であるかは、今更言うま
  でもあるまい。
   もちろんのことだが、この司令部は特に何
  があるというわけでもない。ただ教授達が、
  そこにいるだけだ。

注*4 『ソドムとゴモラの火』
   創世記一九章において、住民の罪悪のため
  に神が『ソドム』と『ゴモラ』を滅ぼすため
  に使った力。ちなみに、正しくはソドムとゴ
  モラは『火と硫黄の雨』で滅んだと言うこと
  になっている。
   『インドラの矢』
   インドラとは、インドのヴェーダ神話に見
  られる雷の神の事である。戦車で空中を駆け
  回るという、軍神。矢とは、要するに雷のこ
  とのようである。
  (豆知識。インドラは、仏教では仏法を守護
   する帝釈天【たいしゃくてん】になる)
   完全に余談だが、宮崎アニメ『天空の城ラ
  ピュタ』では、ラピュタの破壊の力をこれと
  同一視していたような記憶がある。
  (もともとラピュタの元ネタはガリバー旅行
   記だしな)

注*5 あぶねーなぁ…(って言うか、こんなバケ
  モノ装備、どこで試射をしろというのだ!?)

注*6 Applied Neural Control.
   一九八三年(多分)に米国のモルチマー教
  授が提唱した言葉。
   直訳すると、「神経(系)制御の適用」と
  言う意味になるが、日本語で言うのならば、
  専門的には「神経補綴」等と言うべきであろ
  う。
   FES(後述)制御を肯定する言葉。要す
  るに、ぶっちゃけた話、神経とエレクトロニ
  クスをつなげるのもありでしょうと言う意味。
  (ちょっとぶっちゃけすぎ…)
   うーん、久しぶりに科学的だなぁ。

注*7 復刻版オリジナルロボットー!
   復刻版にはオリジナルキャラも出たし、や
  っぱオリジナルロボも出すでしょう。

注*8 七三年に始まった第四次中東戦争は、オイ
  ルショックの話の方がどちらかといえば有名
  である。
   八○年のイラン・イラク戦争の前年に、サ
  ダム・フセインが大統領に就任したという事
  実は、あまり知られていないかも知れない。
  この後、この戦争は八年続き、その二年後に
  イラクはクウェートに侵攻することになる。
   「八四年にアフリカへ〜」は、この時期、
  アフリカの飢餓が深刻化してきた時期である。

注*9 FES.
   Functional Electrical Stimulationの略。
   本文でも触れているように、「機能的電気
  刺激」と言う意味。
   「機能的電気刺激」とは、基本的に電気刺
  激により興奮(筋肉などの場合、収縮など)
  する生体組織の全てが対象となる。が、普通
  多機能なものを指すので、心臓のペースメー
  カーなども刺激によって生体組織を動かす訳
  なのだけれど、中には含めないことが多い。
   うーん…今回のR‐0は、やけにサイエン
  スね。

注*10  ケヴィン・ミトニック。伝説と誉れ高い
ハッカー。一九八一年以降、コンピューター
関係のトラブルや事件の影に見え隠れするハ
ッカー。
   一九七九年には、『あの』北米防空司令部
  に本当に進入したという強者。
   映画『ウォー・ゲーム』が八三年の映画で
  あるから、実際恐ろしい。
   ちなみに本編の年、八八年は、日本でも流
  行語に『ハッカー』という言葉が上がった年
  でもある。

注*11  北米防空司令部の事。

注*12  実は著者も週刊連載時には生でX68Kを
   見たことがなかった。
    が、最近とある場所でX68Kを見る機会
   があり、あの独特のデザインに「おおっ」
   とちょっとばかり感動した。
    黒いボディはIBMのマシンにもあるけ
   ど、なんかX68Kのあれはかっこいいねぇ。

注*13  バブル崩壊は九一年。

注*14  人間の運動などの脳からの命令を、脳内
   で分泌される様々な化学物質の伝達を追う
   ことによって解析する方法。
    BSSを真面目に考える上で有効と考え
   られるひとつの手段。
    今回の脚注、変な意味でマニアだ…


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