前回までのあらすじ。
ラヴァスは本当にショボイのか?
それを証明するため、スピットとラヴァス、アブドゥーグの一行は、アコライトの試練と言われている、「試練の森」に挑むことにした。
その真の目的はともかくも、試練の森へと通じる、迷いの森に来たスピット一行。
スピットの最強魔法、ライトニングボルトがマンドラゴラに全く効かないことなどなんのその。
ノービスの女の子(きっとアコライト志望)を助け、その真の目的が何かはともかく、彼女をおって試練の森へと抜けようとした所、突如スピットの世界が停止!気がつけば、周りには女の子どころかラバもアブもいない!
取り残されたスピット!
もしもマンドラゴラが現れれば、魔法は全く効かない!たった30回しか振えない、マイトスタッフでスピットは生き残れるのか!?
そんなわけで、後編。
アコライトの試練!2
spit:「で? 俺がその程度で
死ぬとでも思ったか?
なんだかんだとスピット。
逃げ足の速さは伊達じゃありません。
マンドラゴラなぞ、なんのその。試練の森に到着です。
spit:「ふだん、これより上のヒドラとやってるからな。
*1
luvas:「来たな、スピ。
先についていたラバ、スピットの到着にいきなりです。
luvas:「
行くぜ!
luvas:「
うぉぉおぉぉぉ!
Abd:「お手伝いしましょう!
spit:「いやー。
当たってないねぇ。
luvas:「
何故だァ!?
spit:「
ショボイからだろ。
なんとかヨーヨー(サルのモンスター)を倒すラバ。
赤いポーションをだいぶ使って、なんとかの勝利です。
luvas:「強いぞ、ここのモンスター。
spit:「違うよ。
spit:「
ショボイからだろ。
luvas:「…
luvas:「じゃあ、
オマエやって死んで来いよ。
spit:「…
spit:「
無理に決まってんじゃん。
逆ギレですかっ!?
スピットはラバに魔術魔物大全を見せつけます。
*2
ここにいるモンスターは
すべて例外なく、みな雷魔法への耐性を持っています。
Abd:「つまり、
スピは役に立たないということですね。
spit:「そうとも言う。
luvas:「ダメじゃん。
もともと、自分たちのレベルにあった場所じゃないとも言いますが。
luvas:「しかし…
spit:「うむ。
Abd:「ここじゃ、経験値も稼げませんねぇ〜。
luvas:spit:「だが、このまま引き下がるのも
むかつく。
なんか、そもそもの目的を見失っています。
はじめはそもそも、ラヴァスの実力を見るという話で、その後、ノービスのアコライト志望
(♀)を助けようと言う話になって、そして今…
luvas:「みんなで力を合わせて、
狸狩りだ!
作戦会議開始!
ポポリンが行く中、作戦会議です。
spit:「まず、先制攻撃は僕がする。
luvas:「死ぬんじゃない?
spit:「僕のライトニングボルトは、詠唱時間が長い。
だから、僕がまずは魔法を唱える。
luvas:「ふんふん。
spit:「僕の呪文が終わるか終わらないか位に、アブはフロストダイバで敵を凍らせるんだ。
Abd:「なるほど。
luvas:「フロストダイバって、なに?
spit:「詳しくは
欄外を読め。*3
で、その直後、僕の魔法。ラバのアタック!そしたら…
それは作戦とは言いません。
でも、
決行です!
って、スピット!
早すぎ!!
ラバ!?
結末は、
当然です。
ちーん。
何をしているんだか…
です。
spitと仲間たちは、いつもこんなです。
*4
*1 ヒドラ。マンドラゴラと同じ、固定型のアクティブモンスター。近づくと攻撃してくるところは一緒だがり、ヒドラの方が攻撃範囲が広い。そして強い。
*2 魔法、スキルの一覧と、魔物の属性や強さが載っている本。実際にはありません。スピットが勝手に作ったもの。
*3 フロストダイバ。通称、FD。敵を凍らせて動きを止めつつ、ダメージを与える魔法。水属性。アブの使える数少ない魔法のひとつ。フロストダイバによって凍らされた敵は、すべて水属性となり、雷魔法で200%のダメージを与えることができる。スピットとアブの
合体魔法。
結果は、はたして!?
*4 ダメじゃん。
ちなみにスピットはこのとき、ライトニングボルトを
打てませんでした。間違えて狸を殴ったのです。そして道連れで皆死亡です。
なむー。(「なむー」は、死んだ人を見かけたら言ってあげる挨拶のようなもの)
ちなみにここで「なむー」と言ってくださった、女マジシャンの方。
その直後にファイヤボルトで狸を倒しきれずに、仲良くスピットたちと一緒に倒れてしまいました。
しかもスピットとセーブポイントが一緒で、同じ場所に復活。
スピットはちょっと、彼女とお話してました。
spit:「アコさんとはお友達になれなかったけど、女マジとお友達になれた!(はぁと)
目的達成?