spit:「さくっといけ。
ここは魔法都市、ゲフェン。
そのタワーの最上階です。
Grill:「では、行きます。
と、魔法士の焼豚こと、グリル=ポーク。
"hayate":「初めはみんな失敗するから、気を抜いていけ。
何が!?
Grill:「では…
と、グリは魔法士ギルド職員に話しかけました。
と、その身体が、ぽっと光ったかと思うと、
spit:「おめー!
"hayate":「おめー!
toki:「おめでとうございますー!
Farmei:「豚さん、二度目の転職ー。
mayumi:「これで、あだるとびでおも借りられるねっ!
Grill:「
借りない。
スピットは帽子を直し、ぐっと握りこぶしに、言いました。
spit:「よーし、行くぞ!
*1
さぁ、今日も冒険です!
早っ!?
そんなこんなで、焼豚こと、グリル=ポークの二度目の転職を終えた一行は、その足でゲフェンタワー地下、ゲフェンダンジョンへとやって来たのでした。
早速、誰か死んでますが、それはまぁ、
仕様です。
さて、それでは、今日のメンバーのご紹介をしておきましょう。
spit:「おこしてー。
早速と死んでいるのは、漏電雷魔導士こと、スピット。
Farmei:「おこしまーす。
プリーストの華ちゃんに、
ebu:「お師さま、速すぎです…
地魔導士、えぶ。
luvas:「仕様です。
ショボコソあらため、ショボアサ、ラバ。
"hayate":「DOPが出たのか!?
ショボくない、シーフ、ハヤテさん。
Ridgel:「いや、普通にマリオネットあたりかと…
騎士、リジェル。
irurur:「うおー、loki、重ーっ!?
アサシン、いるる。
mayumi:「はぁはぁ。この緊縛感がぁ…
まゆみ嬢。
uxi-ta:「死ぬー!
ウィータに、
Max:「あっ、あぶないー!
ハンター、マックス。
Grill:「ヘブンズドライブ!!
転職をし、ウィザードとなった、グリ。
toki:「しーんだ。
今回初参加、というより、ベンチ前にいたところを、「さー、ツアーに行きますかね」と、拉致られた、シーフの鳥君(とき)さん。
"hayate":「ムリしちゃ、いかーん!
spit:「ふ、二番目にいくとは、おいしいところを持ってきますな…
mayumi:「い、イクぅ!
irurur:「逝ってろー!!
一行はゲフェンダンジョン3階を走り回り、力の限り、というより力で、モンスターたちを退けていきます。
spit:「おのれ!敵が多すぎる!!
魔法を雨霰のごとく打ちながら、スピットは叫びました。
Farmei:「プリひとりで、この人数はきついですー。
Ridgel:「た、確かに…
"hayate":「まずいぞ!これでは全滅も時間の問題かと!
spit:「うぬぅぅ…
spit:「まぁ、あんまり
キニスンナ。
Grill:irurur:luvas:toki:「バーカーなー!!
*2
mayumi:「スピたん、イっちゃうー!
spit:「2階まで戻る!総員退艦!!
spit:「そして、えぶ!
ebu:「はいっ!!
spit:「専用機の出動を要請する!!
ebu:「呼んできますッ!!
"hayate":「専用機?
Ridgel:「なんだそれは?
Farmei:「これでちょっとは楽になるかな…
さて、一行は2階へと避難してきましたが、
Ridgel:「2階もわいてるー!?
"hayate":「うおおぉぉ!
toki:「さーて、死んでみるかー。
irurur:「死にぐせつきますよ?
mayumi:「ああぁぁっ!イクー!?
と、その時でした。
appi:「キリエエレイソン!!
"hayate":「キター!?
Ridgel:「無敵ダー!!
toki:「髪が緑だ!?
luvas:「何があったのっ!?
mayumi:「
専用機!?
appi:「違いますよー。
spit:「アピ! サフラギウム!!
appi:「あ、はいっ!サフラギウム!!
spit:「ロードオブ…
luvas:「げ…
irurur:「このラグの中で…
Ridgel:「別の意味で死ぬ…
Farmei:「さすが、専用機!
Max:「アピさんの専用機が、スピさん…
spit:「マテ。
uxi-ta:「撃つなら、早く撃ってー!
mayumi:「は、はやくぅ!
さて、一行はゲフェンダンジョンで息切れするほどの戦いを繰り広げ、ぜぇぜぇと肩で息をしながらに、プロンテラへと戻ってきました。
spit:「死ぬかと…
luvas:「いや、
死んだから。
spit:「なにを!!
と、ラバに向かってつかみかからんとするスピットの頭に、電波が届きました。
fu-ka:「スピさん、そろそろお時間ですー。
と、その電波は、ポタアコ時代に知り合い、そして今もおつきあいのある、プリーストの風花ちゃんからでした。
spit:「お?もうそんな時間か?
電波で返し、スピットは仲間たちに向かって、言いました。
spit:「さて、
では第二ラウンド。
Ridgel:「既に今のゲフェンで、実際には一時間は狩ってましたが!?
"hayate":「これから二ラウンドか…
spit:「日記的には、一時間といえども、
半分以下です。
今日は、
展開早いですよ?*3
さて、そんなわけで、スピットたち一行は、風ちゃんとの待ち合わせ場所、プロンテラ城、地下に向かいます。
ebu:「そーなのです、お師さま。
spit:「ん?
地下へと降りる階段をとことこ歩きながら、えぶが言いました。
ebu:「私、風花さんのギルドに入ったのです。
spit:「お、そうなのか?
スピットは目を丸くしました。
実は、えぶはだいぶん前にギルド、Ragnarokを抜けていたのでした。というのも、ギルドメンバーが増えすぎたせいで、どうしてもギルドメンバーを増やすことが出来なくなり、えぶはたまにしかこちらの世界に来て冒険をすることがなかったため、脱退してもらっていたのでした。
*4
ebu:「まー、叔母さんで連絡とれますし、それもいいかなぁと。
spit:「いいんじゃないか?
階段を下りきったところ、そのすぐ右側に、風ちゃんたちが集まっていました。
spit:「こんちわー。
fu-ka:「こんにちわー。
spit:「あ、えぶ、風ちゃんとこのギルドに入ったんだって?
fu-ka:「そうです。
spit:「よろしくしてやってください。
fu-ka:「いえいえ、こちらこそ。
と、言う挨拶はともかく、
fu-ka:「まだ、全員集まっていないのです。
と言って、風ちゃんは魔法を唱えました。
fu-ka:「ワープポータルー!
spit:「
バカな!?
"hayate":「さーて、時間つぶしてくるか。
Max:「自分、つぶれてくるかの間違いのような…
そんなわけで、
アルデバラン。
spit:「とつ、げき!
早!?
"hayate":「うーむ、前衛は俺だけか…
Max:「ハヤテさん、がんば。
Farmei:「ガンバッテクダサイ!
Grill:「リダ、俺たちは素直に死んでる?
spit:「まー、お迎えがそのうちくっだろ。
さて、そんなこんなでしばらくすると、時計台ダンジョンへと、ぞろぞろ、知った顔がやって来ました。
fu-ka:「そろいました。
spit:「じゃ、今日はどこいく?
ここは!?
Farmei:「新ダンジョンに行こうって話じゃなかったの?
Max:「そういえば、そんな話だったような気もする…
spit:「しかし、わざわざ時計にまで来てるのに、新ダンジョンに向かうってのもなぁ…
*5
帽子をちょいと直し、スピットは口を曲げました。
spit:「とりあえず、
死んでくるか?
fu-ka:「
とりあえずなんだ!?
風ちゃんと、そのお友達みんなが、目を丸くしました。
toki:「ああ…スピさん、噂通りの人だ…
"hayate":「まてまて、それは間違いだぞ、鳥君くん。
Ridgel:「その通りだ。
toki:「そうなんですか?
"hayate":「
噂以上の人だ。
ほめてません。
さて、一行は時計塔、3階…
spit:「おおぅ!!
Ridgel:「ほなんこつ、時計塔はおそろしいとこじゃ…
さて…
ベンチ。
*6
spit:「おー、あおさん。
aoiruka:「ほい。
spit:「
拉致確定。
aoiruka:「
(;´Д`llll
spit:「そんなにうれしそうな顔をしなくても。
toki:「そうか…そうしてスピさんはみんなを巻き込んでいくんだ…
しばらくすると、時計塔からみんなも帰ってきました。
Ridgel:「今日は、騎士が多い!多いぞ!?
aoiruka:「プロベン突貫ツアーには、まれに見る前衛力!
spit:「情報整理。
スピットは帽子をなおしながら、ベンチを囲む面々に向かって、言いました。
spit:「まゆみ嬢、いるるっち、ラバのアサシン戦隊は既に落ち。グリム、シンティスは今日は来てないし、マックス、ウィータのハンターチーム、シーフのハヤテさんも陥落。えぶ陥落。華ちゃん陥落…
aoiruka:「なんでそんなに
落ちがッ!?
spit:「現在、
2時半だからです。
appi:「お昼のですけどね〜。
Leona:「ミドカルドに夜はないしぃ。
Ridgel:「
ご想像にお任せします。
toki:「きっとそれでアタリですね…
Grill:「いつもだ。
*7
spit:「その代わり、風ちゃんの仲間が、今日は参加だ!
fu-ka:「騎士のショーグンさんと、ラインセルさんです。
syo-gun:「よろしくー。
Linecell:「以前、華苺さんの転職のときに、ご一緒したかと思いますが…
aoiruka:「あー、覚えてます、覚えてます。
spit:「と、そんなわけででは、本日のメインイベントー!!
スピットは立ち上がると、皆に向かって言いました。
spit:「
第一回、コモド突撃!
Ridgel:「我々は、コモドにたどり着けるのか!?
aoiruka:「
今から!?
fu-ka:「ワープポータルー!!
立ち上る光の柱に、一行は飛び込みます。
たどり着いた先は、モロク。
幻想の町、コモドはこの町の、南西です。
一行はモロクを南に出て、西へ。
と、そこに、ひとりのガイドの姿があります。
spit:「なんだこいつ?
Leona:「ここから、サンダルマン遺跡というところにいって、その先に、コモドがあるの。
spit:「ほーう…
appi:「どきどきしますねー。
斥候にリジェルさんを先に行かせ、スピットたちはしばし、待ち…
Ridgel:「
ギャアアアァァ!?
fu-ka:「なにか、叫んでますが?
spit:「またまた、リジェルさんたら、おちゃめさんなんだからっ。
Ridgel:「いえ、
マジで助けてください。
spit:「バカな!?
一斉に、スピットたちはサンダルマン遺跡へと飛び込みました。
spit:「なんじゃ、こいつら!!
Leona:「キリエエレイソン!
fu-ka:「グリさん、この辺りの敵は、地属性です!
Grill:「ファイヤーボルトー!!
現れる敵は、サンドマン、サイドワインダーと、中の上から上級のモンスター。
そしてそれらの既知のモンスターに混じり、
Ridgel:「たたけー!
aoiruka:「うぬー!
toki:「手、手を出したら、死ぬ…
appi:「きゃあぁぁ!
spit:「上だ!グリ!!
Grill:「崖撃ちすんなー!!
aoiruka:「ノーマナー!?
弓で遠距離から攻撃を仕掛けてくる、ゴブリンアーチャーに、ガーゴイル。
*8
spit:「おのれ、突っ切れー!!
一行は、敵の猛攻をかいくぐり、突き進みます。
appi:「あぅぅ…
Ridgel:「アピさんがやられた!!
appi:「私のことは置いて、みなさんは、コモドを…めざ…して…
spit:「
アピー!!
Leona:「しかも、迷子だし…
*9
一行は、サンダルマン遺跡を突き進みます。
toki:「ガーゴイルが来ます!!
fu-ka:「キ、キリエエレ…きゃあ!!
Linecell:「くそぅ!やらせるものか!!
aoiruka:「ラインセルさんッ!?
spit:「こうなりゃ、やるしかネェ!エナジーコート!!
*10
Linecell:「援護を頼む!
Grill:「突っ込むのか!?
Linecell:「
うおおぉぉぉお!!
spit:Ridgel:「ラインセルさーん!!
Linecell:「ぱたり…
syo-gun:「なむ…
Linecell:「お…俺のことは…いい。みんなはこの先にある、コモドをめざ…して…
spit:「ああ!俺たちは、必ずたどり着いてみせる! って、いてぇ!?
Grill:「ゴブリンアーチャーに狙われとる狙われとる。
aoiruka:「スピさんっ!
spit:「あおさん!突っ込むのはあぶな…
aoiruka:「うおおぉぉ!ブランディッシュスピアー!!
spit:「
あおさぁーん!!
aoiruka:「ぐはぁ!?
Leona:「なむなむ…
aoiruka:「あぁ…砂漠の砂が、熱いぜ…俺も、この砂漠の向こうの…コモ…ド…
spit:「あおさあぁぁんッ!!
とかなんとかやりながら、一行は進みます。
しかし、「ぱたり」とか言っても、普段ならば、「リザレクションで復活」と言ったところですが、
今回は違います。
ぱたり=終わり。
なぜなら、今、
3時過ぎだから!*11
敵の猛攻を切り抜けたところで、スピットがぽつりとつぶやきました。
生き残っているのは、スピット、グリに玲於奈。そしてリジェルさん、風花ちゃん、鳥君さんにショーグンさん。
spit:「ああ…
スピットは帽子をぐいと直し、皆に向かって言いました。
spit:「たどり着いてみせるぜ!
コモドに!!
そして、天下無双の冒険者たちは、サンダルマン遺跡の奥へと、進んでいきます。
toki:「右、ゴブリンアーチャー!
fu-ka:「左!上から来てます!!
Ridgel:「こっちは俺が!
syo-gun:「こっちは俺が!
fu-ka:「キリエエレイソン!
Grill:「上は魔法で撃ちます!ソウルストライク!!
Leona:「ブレッシング!!
オマエも参加しろ。
spit:「んで、コモドはどっちなんだろな…
Leona:「こっちかな?
Ridgel:「回復するから、ちょっとま…
spit:「玲於奈!?
ふいっと、玲於奈の姿が砂塵の向こうに消えました。
あわてて、スピットたちは彼女のあとを追います。
しかし…
spit:「…
spit:「
消えたー!?
Ridgel:「バカな!確かにこっちにいったのに!?
Grill:「敵!敵!!
fu-ka:「お姉さん!もしや、死んでしまったのですか!?
syo-gun:「オートカウンター!! って、SPねぇ!?
Ridgel:「あ、ちなみに、俺もない。
Grill:「あ、俺も。
fu-ka:「…私もないのに。
toki:「スピさんは?
spit:「
愚問だな。
あるわけがない。
灼熱の太陽が照りつける砂漠。
サンダルマン遺跡。
スピットたちはその遺跡に脇に、空を見上げて座っていました。
ぽつり、リジェルさんが言いました。
fu-ka:「プリひとりは、きっつい…
spit:「…風魔法の効かない敵ばかりだ。
Grill:「転職直後は、魔力が弱い。
toki:「お役に立てない。
syo-gun:「SP使いすぎた…
Ridgel:「はたして、コモドに
たどり着けるのであろうか!
toki:「コワイヨー。
fu-ka:「むしろ、脱落の方が楽かもよ?
spit:「玲於奈、帰ってこないなー。
syo-gun:「戻ってこないんですかね…
fu-ka:「最初…
ぽつりと、風ちゃんは言いました。
fu-ka:「
10人いたような?
ゲフェン突貫のときも含めれば、
もっといました!!*12
ひとり落ち、またひとり落ち、そしてまたひとり…
最後に残ったのは、この、わずかに6人の冒険者。
ぽつり。リジェルさんは言いました。
いつもそうじゃん。
spit:「しかし、死んでいった仲間たちのためにも、俺たちはコモドにたどり着かなければならない!そうだろう!!
Ridgel:「その通りだ!!
toki:「スピさん、いいこと言った!!
syo-gun:「そうだ!それこそが、仲間たちへの、最高の手向け!
fu-ka:「お姉さん!私たちは、コモドを目指します!!
Grill:「ってゆーか、落ちただけで、
死んでないって。
spit:「盛り上がり的には、
殺しとけ。
うわぁ…
と、そんなことはともかく、スピットは帽子を直し、言いました。
spit:「立ち止まる事は、イコール、死だ!行くぜ!!
野郎ども!!
「
おーッ!!
そして再び、サンダルマン遺跡を突き進みます。
spit:「ぐはっ!?パーティ情報、死んだ!?
fu-ka:「みんなのHPが見えない!?
*13
syo-gun:「道は…どっちだろ。
toki:「わかりません。
誤字ではなく!?
遺跡を抜け、スピットたちは森の中へと入りました。
すると、
fu-ka:「コモドー!
spit:「
なにっ!?
Ridgel:「ここが、コモドか?
fu-ka:「この先の、森を抜けた奥がそう!
Grill:「ラストスパートか!?
spit:「いける!いけるぞ!?コモド!!
fu-ka:「途中に、アノリアンいるけど…
syo-gun:「ワニかー!?
*14
Ridgel:「いえ、ワニは水属性です。ここは…
spit:「
俺に任せろ!!
Ridgel:「突き進めー、プロンテラベンチ!
spit:「秘境探検隊〜。
進みます。
深い深い森を抜け。
目指すはコモド。
迫る敵を、剣と魔法に払いのけ…
一行は、森の中にぽっかりと空いた洞窟の中へと、進んでいきました。
spit:「
!?
その幻想的な洞窟に、スピットは目を見開きました。
追いかけてきた仲間たちが、その左右に、一列に並びました。
spit:「そうなのか!?
fu-ka:「あと少しです!
spit:「そして、超個人的にことなんだが…
Ridgel:「…なんです?
BGMは、
『
Rag All Night Long』
スピットは勢いよくアークワンドを振るい、叫びました。
spit:「行くぜ野郎ども!コモドは目の前だ!!
*15
Ridgel:「おおっ!
fu-ka:「ペストっていう敵がアクティブですから、気をつけて!
syo-gun:「あと一押し!
toki:「いきましょう!
Grill:「目指すは、秘境、コモド!!
そして、一行はその洞窟を突き進みました。
迫る敵をうち倒し、剣を輝かせ、魔法を放ち、突き進みました。
そう、ここまでたどり着くのには、多くの犠牲がありました。
彼らも、すでに満身創痍です。
しかし、彼らは歩みを止めません。
それは、ここにたどり着くために犠牲となった、多くの仲間たちが、彼らの背中を、強く強く、押してくれているからに、他なりません。
そして…彼ら自身もまた、ここで戻れない、想いがあったのでした。
だって、もう
4時だったんだもん。
まさに、
『Rag All Night Long』!!
目の前に光りが見えました。
そして彼らは、その光の中へと、飛び出しました。
マテ!
Ridgel:「しまった!思わず本能が!?
syo-gun:「カプラさんが、露出度高いです。
Ridgel:「…コホン。
リジェルさんはひとつ咳払いをし、言いました。
syo-gun:「ナレーション入った!?
spit:「ここが…コモド…
Ridgel:「数多くの犠牲を出しながらも…
Grill:「おおー!
syo-gun:「たどり着けましたね…
toki:「感動巨編…
toki:「伝説の都…
Grill:「長い道のりだった…
syo-gun:「俺たちは、秘境を乗り越えた、勇者だ…
Ridgel:「その通りだぜッ!
fu-ka:「パチパチ。
と、
その時でした。
しゅんっと、その場にテレポート。
Ridgel:「我々は、君たちの勇士を忘れない!!…って、
何ーッ!?
Leona:「みんないなかったから、先にコモドきちゃったよ…
Ridgel:「こ、これは…我々は幻覚を見ているのか…
つぅと冷や汗を流しながら、スピットは言いました。
そうです。ここはコモド。
幻想の町、コモド。
Leona:「ちなみに、みんながあまりにも遅いから、二周くらいしたよ。
Ridgel:「バカなー!?
Grill:「俺らの苦労って、いったい…
がんばれ、秘境探検隊!
負けるな、秘境探検隊!
天下無双の、冒険者たち!
別の意味で!!
ちなみに、全部終わったのは、
5時だ!!
Leona:「待ちくたびれた…
spit:「じゃあ、俺たちのスリルを、存分に聞かせてやろうか?
toki:「スピさん、目が笑ってない…
*16