そんなわけで、決戦当日です。
spit:「そろそろ、招集かけるかな。
スピットはギルド、パーティに聞こえる電波で、皆に呼びかけました。
ぞくぞくとベンチに、いつものメンツが集まってきます。
*1
Max:「迦陵ちゃん、もってきたよー。
karyo:「ありー。
Zeruk:「…なにか、渡してますよ?
spit:「…なんだろう。
Max:「これで、
MDef装備はばっちりだね。
spit:「対魔法特化ー!?
*2
Furiae:「迦陵さん、頼まれていた白ポです。
*3
karyo:「ありー。
spit:「オマエら、何結託してんだッ!?
karyo:「勝つため。
Max:「迦陵ちゃんが勝たなきゃ、面白くないし。
Furiae:「年貢のおさめ時というやつです。
ribbean:「スピさん。
spit:「ん?
spit:「おきなく?
spit:「みんな敵かよー!?
Zeruk:「だ、大丈夫です、スピ様!
それは死んでる。
Rove:「土葬火葬氷葬雷葬、承っております。
ribbean:「みんなの期待を、一身にせおって、ぜひに。
spit:「がくがくがくー!?
Rove:「では、スピさんに、これを渡しておきましょう。
敵前逃亡用!?*4
spit:「ありがとうロブ! これで、いざというときには、脱走出来るね!!
Rove:「ええ、同職として放っておけない…
Rove:「
負けるの、目に見えてるし。
こいつも敵だ。
Max:「逃げたら、殺すけどね。
spit:「がくがくがくー!?
Zeruk:「今、本気の目が見えました…
と。
そこへ…
karyo:「キター。
spit:「げ…
Ahsgrimm:「げ…って、なんだよ。
spit:「陰謀めいたものを感じる…
まぁ、
全部陰謀で出来てるわけだけど。
spit:「く…
karyo:「ふ…
今、火花散る戦いが…
spit:「俺は…勝つ!
karyo:「賭け、ちゃんと覚えてますね?
切って落とされる!?
appi:「賭けなのですか?
Leona:「です。
karyo:「スピさんが負けたら…
Leona:「内緒のが楽しいかも。
appi:「?
spit:「ま…
karyo:「フフリ…
ribbean:「ま、青ジェムはたくさんありますから、スピさん…
ribbean:「
心おきなく死ね。
spit:「イヤダ!!
Zeruk:「大丈夫ですよ!スピ様!!
結局負け戦!?
そして…
PvP、フェイヨン!!
spit:「…お祈りはすんだのか?
karyo:「スピさんがでしょう…
吹き抜ける風が木々を揺らすその音が、しんとしたその場所にいた皆の耳に届きました。
karyo:「では…開始の合図は、アピさんで…
spit:「いいだろう…
appi:「それでは〜。
Furiae:「圧倒的というか…
Zeruk:「先なむ…
かんかんかーん。*5
そして、ベンチ。
karyo:「フ…
Leona:「フ…
spit:「勝ち誇っていらっしゃる…
karyo:「さて、ではスピさん、負けたので、やってもらいましょー。
Leona:「覚悟はできてるよね?
出来てません。
karyo:「玲於奈さん、リカバリー。
Leona:「はい、じゃー、アピさんは、スピさんの横へ。
spit:「スルーかよ!?
appi:「なんです?
と、玲於奈に手を引っ張られたアピが、スピットの隣に座りました。
spit:「くそ!今のうちに、逃げ…
NERV:「アイスウォール!!
spit:「ネル!貴様、いつの間に!?
NERV:「フフリ…
*6
と、そこへラバがぷらぷらとやって来たではないですか。
luvas:「よー、なんか楽しそうなことやってんな。
spit:「ああぁ、ラバー!!
spit:「みんなが虐めるんだー!
素晴らしい仲間意識。
karyo:「さーて、では、みんな、壁際にせいれーつ。
Leona:「並べー。
Kagetsuki:「イッツア、グランドフィナーレ!!
NERV:「コソコソ。
DreamMaker:「|_・)ジー
appi:「なぜ整列?
さぁ、グランドフィナーレ!
spit:「あー…
スピットは帽子に手をかけると、むにむにと口を動かしました。
そしてその帽子のつばをちょいとおろし、言います。
spit:「えーと…いやまぁ、なんだ…いろいろとあったわけだが、その…俺とアピの仲が悪くなると、なんだ、ベンチメンバーもその、気にするというか、なんだ…
karyo:「ぶー。
Leona:「違う。スピさん、飛ばすよ?
spit:「うるさい、黙れ。
karyo:「後ろ向いててあげるから。
DreamMaker:「向かないけど。
Zeruk:「(ワクワク
spit:「ま、まぁ、なんだ…こいつら、いつも通りにこうしてる訳だし、まぁ、機嫌を直してくれ、と。
appi:「別に、機嫌悪くはしてないですけど…
Leona:「っていうか、飛ばすよ?
karyo:「スピさん、さぁさぁ!
shintisu:「(なんか、あんまりだ…
Zeruk:「さぁさぁ。
Kagetsuki:「(/ω\)
luvas:「で、負け犬が何するの?
DreamMaker:「見てのお楽しみ。
NERV:「d(-_-;) しー
spit:「い、一回しかしないからなッ!
スピットは帽子をちょいとおろしてその表情を誰にも見られないようにして、言いました。
そして…
ちゅ。っと。
spit:「ゲフ…
ぷいとそっぽを向いたスピットに、何がなんだか、よくわからないアピ。
karyo:「おめー。
NERV:「おめでとー。
shintisu:「おめー。(何
luvas:「おめー。
はやし立てる、いつものメンツです。
Kagetsuki:「よし!連続写真(σ・∀・)σゲッツ!!
Furiae:「おめでとうー。
Rove:「おめでとうございます。
DreamMaker:「おめー。
Leona:「あれ?アピさんお返しなし?
appi:「え、えぇ?
Kagetsuki:「みなまでいうなですよ…スピさん…
spit:「なんじゃ?
すっくと、影さん、立ち上がるやいなや…
Leona:「ドレスー。
*7
spit:「いらんいらん!持ってカエレ!!
karyo:「どうぞアピさん、ご自由に持っていってください。
appi:「はい。
spit:「だからこんな賭け、したくなかったんだよぉぉぉおぉ。
karyo:「ふふふふ…
迦陵ちゃんはにやりと笑います。
笑いながら、言います。
karyo:「ベンチだねぇ。
karyo:「
ひといっぱいあつまってるねぇ。
luvas:「だね。
Kagetsuki:「まあ予想はできるな…今後の展開…
Zeruk:「ですね。
spit:「こほむ…
と、スピットは軽く咳払いをしました。
Kagetsuki:「スピさんシャラップ。
と、玲於奈がスピットとアピの前に立ちました。
spit:「フ…
すっくと立ち上がると、スピットは帽子をおろし、口許をにやりと曲げて見せました。
見上げるアピに、目配せします。
と、気づいたアピもこくりと小さく頷きました。
それではみなさん、
生チャットログでお楽しみください!
*Leona* : さて、
appi : えと、あの・・・
F:\Program Files\Gravity\RagnarokOnline\ScreenShot\screenloki257.jpg is Saved.
******** : ODのポタないでつか〜?
spit : Rove、今、俺は、同職のお前に、ありがとうと言おう
フリアイ : すいません、取り込み中です
F:\Program Files\Gravity\RagnarokOnline\ScreenShot\screenloki258.jpg is Saved.
******** : ごめん〜
*Leona* : ODナイデス
Rove : なっ。・
F:\Program Files\Gravity\RagnarokOnline\ScreenShot\screenloki259.jpg is Saved.
shintisu : シッシッシ
Rove : まずい。
F:\Program Files\Gravity\RagnarokOnline\ScreenShot\screenloki260.jpg is Saved.
ゼルク : 煤i ̄□ ̄; )
影月 簸様 : む
spit : フ…
******** : であ〜^^
ゼルク : 何をやっておるかシン君
F:\Program Files\Gravity\RagnarokOnline\ScreenShot\screenloki261.jpg is Saved.
影月 簸様 : 受け入れた?
karyubinga : さて、
appi : まあ、何を考えているかわかった気がします
spit : おまえら
影月 簸様 : 語るのであればどうぞ
spit : Roveが、この戦いの前に、
karyubinga : むしろ
ゼルク : 語ってください
Rove : とうとう人を捨てますか、あの禁断の道具を?
*Leona* : 新郎spit新婦appiの式を執り行います
spit : 俺にくれたものを、覚えているか!
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ゼルク : お?
ゼルク : …
*Leona* : 黙れ
karyubinga : ぉー
NERV : GH修道院で
フリアイ : おー
spit : イヤダねっ
appi : じゃ、スピさん。せーので
F:\Program Files\Gravity\RagnarokOnline\ScreenShot\screenloki263.jpg is Saved.
フリアイ : いいところに
ゼルク : あおさんナイスタイミング
spit : せーの
そうです。
覚えていますか?
そうそれ。
それは、セーブポイントへ一瞬でワープするアイテム。
むろん、ワープポータルを持っていないアピも、
標準装備です。
にやりと皆に向かって笑ってみせると、二人は同時に、その蝶の羽根を使ったのでした。
それはもう、その場にいた誰もが驚きに目を丸くするほどに絶妙な、寸分違わぬ、同じタイミングで。
spit:「ふははは!
ギルドメンバーに向かって、スピットは高笑いに電波を飛ばしました。
Zeruk:「ドコ!?
aoiruka:「!?(゜Д ゜ ) 入るなり、なんかやってる!?
spit:「あーばーよー。
appi:「逃亡完了ですね。
luvas:「にげやがった。
Furiae:「スピさん逃げたー。
spit:「よーし、アピ!
appi:「はいっ!
spit:「南門から、逃亡だっ!!
appi:「はいっ!いっそ、地の果てまで逃げてみましょう!
spit:「…いや、なんかそれも違うような。
karyo:「おのれー!逃がすかー!!
そして今回は続くのです!!*8