studio Odyssey



今日もどこかで突貫死?





 今日も今日とて、スピットたちは冒険の旅に出ます。














ノーグで死亡





 はい、出番は以上。*1



今日もどこかで突貫死?


 一方その頃、こちらはコモド。

こーもーどー


 ベンチからのポタに乗って、暇人一行がやってきていました。



rukino:「よーし、んじゃー、頑張って狩りするぞー。

 と、ルキノ。


 にやり。槇恵さんが言います。








makie:「皆から公平に−1%。





Abd:「公平だ…
rukino:「へってるよっ!?




 公平狩りの新境地を開拓できそうです。*2




 と、そんな事を言っているいつもの面子の中、魔導師のファブが、今日ベンチにやってきた剣士さんに向かって言いました。

Favnir:「そんなわけで、ヘリオスさん。

本日のゲストー

heriosu:「はい。

 振り向く剣士のヘリオスさんに向かって、皆はにこりと微笑みながら、


Favnir:「心おきなく…



問答無用だな!?





 死なす気マンマン!?



Favnir:「今日の目標、-4%。
rukino:「そんなにか!?


 一行は、コモド西ダンジョンを目指します。





 で。


Favnir:「いくぜー!!
aoiruka:「いきますかー!!



元気はよい子!





 もう、画面外。




 んでもって。




うおっ!?




 もうかよ!?





Favnir:「イェア!


heriosu:「噂には聞いていましたが…

 つぅと額に汗しながら、ヘリオスさんはいいます。

heriosu:「本当に、突貫死するんですね…

Favnir:「無論。
rukino:「します。
aoiruka:「仕様です。


 それもどうか。



 冒険者ならば誰でも知っている事ですが、死ねば当然、デスペナルティを受けて、経験値が減ってしまいます。
 それは、まだ剣士に成り立てのヘリオスさんですら、知っている事です。

 しかし、ヘリオスさん、ベンチの事も知っていて…



rukino:「さぁ!
Favnir:「さぁ!!

heriosu:「期待されてます?

eve:「せっかくだしね。



aoiruka:「半漁はいりまーす。

エンゲージしますた!!


 洞窟の先からやってきたのは、一撃の破壊力がなかなかの高レベルモンスター、半漁人。


rukino:「さぁ、君もチャレンジ!
heriosu:「はいっ!
















 ぷす。





rukino:キター!!






君もミリセク死をしてみないかッ!?



 あこがれなさんな、そんなモン。



ichigo:「起こしますよ〜。

heriosu:「すみませんです。
ichigo:「いえいえ〜。*3




 ともあれ、一行はコモド西ダンジョンを駆けめぐります。

 メデューサ、半漁人、ペノメナとなかなかに強敵ひしめくダンジョンですが、そこはそれ。
 勢いに乗ったベンチメンバーの前に、ばったばったと切り倒されていきます。


Favnir:死ねない!?



 マテ。


makie:「やらせはせん…やらせはせんよ!!


 なにやら、いつの間にやら、そんな祭りになっています。


Favnir:「こうなったら、最終手段…

 ぐっと拳を握り、ファブは言いました。


明智くん、誰!?





な、なに!?


rukino:「な、なんだってー!?
makie:「と、とんだぁ!?


 別に、誰も踏み台にはされてませんが。*4



aoiruka:「全速追跡!
eve:「確保せよ。

 と、言ってる皆を後目に、ファブはびゅんびゅん、テレポートで洞窟内を飛び回っています。


aoiruka:「後ろ!
rukino:「背後か!?

 でも、しばらくするとそのびゅんびゅんも収まって…




aoiruka:「かくほー!
rukino:「でかしたー!!



動かないって事は、動けないって事とイコールなのね…




 停止=死。





 そんなこんなで狩りを続けているうち、あおさんと槇恵さんが落ち。
 続いてイブも落ちてしまって…


int型じゃないっけ?




Favnir:「ぐっと死亡率アップ!!




heriosu:「あれ?前衛?
rukino:「ちょーがんばれ。

 ぽんと肩を叩くルキノに、

heriosu:「がんばります!!

 気合い十分のヘリオスさん。





倍はレベル違うし…





 レベル差はいかんとも。




ichigo:「起こしまーす。

Favnir:「いいぞ、いいぞ!
heriosu:「HPが、581しかないので…
Abd:「まさに、一撃死ですね。

rukino:「Wizも、さすがにここじゃ、一撃もらったら…



綺麗に死んでる魔導師二人




Abd:「いつの間に!?


Favnir:「死んだー。


rukino:「なむなむ…

 ルキノが手を合わせようかとした時、ぱりんっとメデューサを凍らせた氷が溶けました。

rukino:「うぉ!?

 とっさ、身を翻し…


heriosu:「ぐは!?

rukino:「なむー…
ichigo:「追加来ました〜。
rukino:「待避待避!!

 二匹のメデューサが、走るルキノとイチゴさんを追います。
 ルキノは走りながらファイヤーウォールを唱え、メデューサの進路を阻もうとしますが、

rukino:「うぉ!? ずれた!?*5

 一直線に出したファイヤーウォールの脇を、すっと二匹のメデューサがすり抜けてきます。
 その足を止めようと、次に唱えるのはフロストダイバ。


ちーん




 無理でした。


rukino:「おのれー。
Favnir:「惜しい…あと1回で目標達成できたのに…
Abd:「何げに、有言実行しようとしていたんですか…
heriosu:「さすがだ…
ichigo:「惜しかったですね〜。



 ベンチのみんなは、今日もどこかで突貫死。


*1 ひな祭りイベントでノーグロードに飛ばされたふたり。
*2 公平狩り。レベル差10以内のパーティで、倒した敵の経験値を分ける狩りのこと。臨時とよばれる臨時公平狩りなどがあるが、通常、レベルをあげるためのもので、減らすためのものではない。(あたりまえだ)
*3 まったくもってどうでもいい話だが、実はこのRO日記において、初めて「ミリセク死」という言葉が出たのはベータ1日記、「二次会、再会、プロ北ツアー!!」の時のspit兄の台詞内。意外と広まってる言葉だな…ROクライアントの1フレームに収まらない速度で死ぬ事。秒殺を越る速度で即死する事を言う。
*4 ジャンプなのかよ!!
*5 ファイヤーウォールは置く位置によって3本の火柱の出方が変わるが、敵の進行方向に縦に出す事を縦置きという。この時、進行してくる敵が3本の火柱に阻まれるので、時間稼ぎと共に、大ダメージを期待できるが、縦になるのでずれると引っかからない。

**今日の小ネタ
ナンパの現場を覗く

makie:「曲者!?
rukino:「槇恵さんが、ナンパしてる…
makie:「not、ナンパ!?
rukino:「その、目の前のアコさん、だぁれ?
makie:「こ、この子は髪型が一緒だったので、声をかけて…
rukino:「…ナンパ?
makie:「ちっ…ちが!? そう!!



makie:「次回への布石ですよ!!
rukino:「(マジかよ!?

 次回の布石。