と、ベノワのカートに乗ってすていぬが遊んでいます。
Benoit:「時に、私が誰だか、すていぬさんはわかっているので?
suteinu:「いえ、全然。
Benoit:「ようし!敵を欺く姿は完璧だ!!
*2
suteinu:「まっかなおっはなのー。これ以上歌うと、著作権使用料が必要〜。
*3
Benoit:「シビアですね…
Favnir:「暗い夜道はー。
何をする気だ!?
はてさて、そんなこんなで一足早くクリスマス雰囲気を堪能しているベンチ前。
すていぬに変わってスピットもやってきて、相も変わらず、くだらない話に華を咲かせていると、
「すみません。
と、ベンチに一人の剣士さんがやってきました。
「ちょっと教えて頂きたいのですが、クルセイダーへの転職はどこですればいいのでしょう?
aoiruka:「北西にある建物の中です。
Grill:「ゲフェン。
brid:「大聖堂。
正解がひとつもねぇよ。
「ありがとうございます。
Benoit:「信じちゃダメだー!!
*4
正直者は大バカ野郎に騙されるベンチですね。
spit:「クルセは城の中だ。ついて来な。
よいしょと立ち上がると、スピットはプロンテラ城へと歩き出しました。
そんなこんなで、プロンテラ城の中。
2階奥の部屋に一行はたどり着きました。
Favnir:「剣士さんは、初めての二次職かな?
Grill:「っぽいね。
クルセイダーの転職試験官と話す剣士さんを見ながら、ベンチ一行。
aoiruka:「クルセの転職試験って、何を集めるんでしたっけ?
spit:「しらん。
brid:「たしか、カボチャの頭とかだったような…
spit:「って、ジャックかよ!?
*5 剣士に集められるアイテムじゃねぇな。
Benoit:「はぁはぁ…
makie:「あと、腐った包帯とかでしたっけ?
brid:「モロクならありますね。
spit:「ゲフェンとモロクか…
Favnir:「二手に分かれた方がいいかな。
Benoit:「ステキにスルーするみんなが大好き。
剣士さんは集めるアイテムを試験官に言い渡されて、皆の方を見ました。
そして、「えーと」と唸ります。
Grill:「とりあえず、逝っとく〜?
makie:「いっとく〜。
「はい?
剣士さんは状況がよくわからないのか、皆を順繰りに見回しました。
brid:「とりあえず、ベンチ?
makie:「モロクは私行きましょう。
spit:「じゃあ、残りはゲフェンかな。
通信簿に
「人の話を聞かない」と書かれた人たちに違いない。
ベノワが、剣士さんに向かって言いました。
Benoit:「要約すると、よろしければこの暇な方々が手伝うともうしておりますが、如何ですか?
「いいのですか?
剣士さんは順繰りに皆を見回して言いました。
即答。
spit:「んじゃ、あおさんと槇恵とんはモロクに行って、包帯と牙とか、その辺を。
aoiruka:「了解。
makie:「いってきまーす。
spit:「では、残りはゲフェンで大暴れ。
一行はワープポータルに飛び乗って、一路、ゲフェンダンジョンへ。
何?
突貫したかっただけ?
Ridgel:「何処にいますか、あなたは?
spit:「キノが虐めた!キノが!!
quino:「ぐっじょぶ、私。
*6
それから、一行はジャックというパンプキンマンのようなモンスターを中心に、ゲフェンダンジョンで小一時間ほど狩りを続けました。
spit:「まぁ、がんばれ。
Ridgel:「座ってるだけなのー!?
spit:「みんながんばれ。
brid:「DQ?
はてさて。
小一時間ほど狩りをしたものの、カボチャの頭があと1個、足りません。
時間も時間なのでベンチに一行は戻ってきました。
Favnir:「うーん…あと1個はチャット買いか何かで買い取るのがいいですかね。
makie:「牙と包帯はあるし、あと一個ならそれでいいかもですね。
Grill:「まー、何事も経験だし、いいんジャネ?
spit:「おお、そうだ。
すっくと立ち上がり、スピットは剣士さんの前に歩いていき、持っていたアイテムを渡しました。
spit:「さっき出たから、持ってくといい。
手渡したそれは、青箱こと、古くて青い箱です。
「玉手箱ですか?
spit:「うむ。まぁ、転職したら、記念に開けてご覧なさい。
*7
Ridgel:「なんか、いい話になってますか?
spit:「いつもいい話ばかりですよ?
いつもの位置に座りながらスピット。
spit:「まぁ、冒険者はたくさんいるし、今日みたいに話しかけりゃ、気のいい連中が、助けてくれますよ。
makie:「わからない事があったら、聞くのが一番ですしね。
Grill:「聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。
aoiruka:「ベンチに聞きに来ると、道を踏み外す事もありますが。
makie:「踏み外したのかなぁ…
spit:「それは槇恵とんの才能。
makie:「才能なのー!?
笑いあう皆に礼を言って、剣士さんはベンチを去っていきました。
Ridgel:「しかし、初心者さん、まだたまにはいるものなのですねぇ。
リジェルさんの言葉に、スピットも「ふむ」と唸ります。
spit:「まー、なんだかんだで、冒険者も増えてるみたいだしなぁ。
makie:「そうなんですか?
spit:「なんとなくだがな。
そして、ちょいと帽子を直します。
spit:「まー、新米冒険者には、ちょっとヤベェかもなって、不穏な空気を感じたりもするんだが…
Ridgel:「なんです?
spit:「んー?
スピットは口を曲げながら、つぶやきました。
spit:「まー、そのうちわかるさ。
その頃、一部の魔導師たちの間に、ちょっとした噂が流れていたのでした。
闇の底から聞こえる声の噂。
うめくような…悲しみに満ちたような…謎の声の噂。
spit:「まぁ、なるようになるだろうさ。
それからしばらくの後、その闇の声とふたりの魔法使い、そして冒険者たちが、世界をかけての戦いを繰り広げる事になるのですが…
suteinu:「
ああああぁぁぁぁぁぁあ!?
spit:「なんだ、どうした?
suteinu:「もしかして、今回、これで終わりなのですか!?
spit:「…
何か?
suteinu:「この流れだと、アレですか、すていぬが一人で攻城戦に行った話とかなしで、マイグレ行っちゃいますか!?
*8
spit:「…
spit:「
200行だけな。
suteinu:「うっしゃああぁぁ!第二部ー!!
*9
spit:「んで、お前は何がしたいんだ?
suteinu:「攻城戦!攻城戦!! すていぬ、攻城戦に挑戦なのです!!
spit:「お前が砦落とせるのかよ…
suteinu:「否!!
suteinu:「エンペリウムにさわって、脱出するという、ステキ攻城戦!!
Ridgel:「それは…攻めてるというのでしょうか…
suteinu:「無論!!
すていぬは、速度増加ダッシュで駆けていきます。
suteinu:「
ここだあぁぁぁ!!
そして3分後。
spit:「
早すぎだ!?
suteinu:「こ、こんなに重いとはー!!
spit:「はい、もっかい行って来な。
suteinu:「うぃさー!
suteinu:「
ここだあぁぁぁ!!
砦に飛び込むすていぬ。
速度増加ダッシュで砦を駆け抜けます。
suteinu:「たどり着けるか!?
さあ、エンペリウムは目の前です!
強制送還。
suteinu:「…
spit:「オメー、せめてエンペ触ってこいよ。
Grill:「スピ、せんべい食べる?
Ridgel:「お茶が欲しいですねぇ…
suteinu:「うおおぉぉぉお!?
今度は、砦に入るのも早かったすていぬです。
このペースなら、確実にさわれます。
すていぬは冒険者たちが群がるエンペリウムに駆け寄り、
suteinu:「とおおぉぉぉぉぉぉぉ!
凍ってるし!?
suteinu:「だ、だが触った!逃げろ!!逃げるんだー!!
きびすを返し、すていぬは走り出します。
逆走するプリースト。
suteinu:「間に合えー!!
砦を飛び出し、最後のマップ。
このマップを飛び出せば、奇跡の大脱出完成です。
suteinu:「いけるー!!
と思ったのは夢幻。
spit:「…
suteinu:「…
spit:「アンフロくらいもってけよ?
*10
suteinu:「まけるかあぁぁああ!!
再度チャレンジ。
suteinu:「たああぁぁぁっち!!
spit:「…
suteinu:「…
お察し下さい。
suteinu:「毒なんかに負けない!!
spit:「はい、お帰り。
suteinu:「…
suteinu:「負けるものかああぁぁぁぁああ!!
spit:「まて、いぬ。
suteinu:「はい?
spit:「今の『はい?』で、
約束の200行だ。
suteinu:「
…
spit:「では、次回はマイグ…
suteinu:「
御慈悲を!! あと一回!!あと一回だけでも、ご主人さま!!
spit:「じゃあ、あと一回な。
suteinu:「うおおおおぉ!燃えるぜ!ラスト一回!!
suteinu:「
必ず成功させるぜぇぇ!!
ワープポイント詰まり。*11
spit:「はい、終了。
suteinu:「うわああぁぁあん!!
spit:「…つーか、PFY
*12はギルド承認もってんのか?
suteinu:「いいえ。
spit:「…
suteinu:「細かい事は、気にしないっ。
spit:「次回はマイグレ。
suteinu:「さーて、初のマイグレ、あばれるぞぉ。
*13