spit:「一発キャラじゃなかったのか、お前。
*1
spit:「
失敬な奴め!
今日も今日とて、プロンテラベンチ。
makie:「やあ、偽。
makie:「やあ、偽。
spit:「二人とも偽なのかよ。
appi:「だんなさまの偽の方々も、会ったらこういう挨拶をするのでしょうか?
spit:「俺の偽は、何人いるんだ…
ribbean:「うーん…あー、シルさん。
Sylphienne:「はい?
ribbean:「
だんなさまって呼んでくんない?
spit:「平和だなぁ…
appi:「ですねぇ。
今日も今日とて、プロンテラベンチ。
壁裏から、のぞき見したり、
Kagetsuki:「ホストクラブ、男プリにようこそ。
Tsubasa:「さあ、お嬢さんたち、甘い一時を…
spit:「オメーら、ショバ代取るぞ?
いつものように、軽く死んでみたり、
翼さんの出した、帰りのポタの行き先が…だったり。
appi:「ところでだんなさま。
spit:「なんでっしゃろかいな?
appi:「髪を染めようかと思うのですが、よいでしょうか?
spit:「んなもん、いちいち俺に許可をとらんでもいいぞ。
appi:「今日、ラバさんに偽と間違われたので、ちょっとショックだったので。
spit:「彼奴は、仲間の顔もわからんのか。
spit:「
キノセイだ。
出かけるアピを見送って、
spit:「赤に戻すのか…
spit:「いや、むしろ角は付かない方がいいが…
まぁ、そんなこんなで。
プロンテラベンチの面々は、今日も今日とて、相変わらずです。
そんなプロンテラベンチの面々の相変わらずの風景を、ちょっと、今日はご紹介しましょう。
さてさて、まずはいつものように、スピットの日常風景。
場所は、いつものように、ベンチです。
karyo:「スピさん、お客さん来てる。
spit:「客?
くるり、振り向くスピットの前には、夢さんがいて、
spit:「
アコたんが見えん。
浄化。
「あ、あの! 私、その…!
spit:「やあ、お嬢さん、早速だけれど、そこらでお茶でも…
Tsubasa:「いてらー。
当然の報い。*2
karyo:「アピさんに報告しときますね。
Tsubasa:「ですね。
spit:「マテ。
そんなこんなで、ある日のすていぬ。
「おねぇさま!
ベンチにやってきたアコライトの女の子が、すていぬに声をかけました。
suteinu:「あい?
「転職試験を、手伝ってください!
suteinu:「ん、つまり。
タイなどない。*3
はてさて、頼まれればお手伝い。
すていぬは転職試験におつきあいです。
と言っても、それほど難しいものではないので、難なくクリアして、そして大聖堂。
「では、転職しまーす。
suteinu:「おめでとー!
「おめー。
「ああぁっ!
プリーストになった彼女が言います。
「
裸だ…
お前はすでにプリーストではないのか?*4
プロンテラベンチの面々は、基本的に皆、狩りに行ったり遊びに行ったりは、各々が自由に出かけます。
で、気分転換やインターバルの間にベンチにやってきて、おしゃべりをして再び出かけていったりします。
それはいつものことなので…
こんな事もあります。
KENNY:「(じー
spit:「おい!助けろよ!助けないのかよ!
「スピ様、そろそろ順番を決めて下さい!
「あなた、誰よ!
「あなたこそ誰よ!わたしのスピ様にさわらないで!
「どーなのー?
「興信所で調べた、他の女がいるっていうのは、本当だったのね!
spit:「がくがく…
Harusame「これはとても面白そうですね。
Tyuram:「よい展開ですね。
spit:「見てるだけか!?
「どうなの!
「どうなのよ!
「スピ様!
spit:「…
appi:「
…
spit:「何故だ!? 偽だとわかっているのに、
何故か嫌な汗が!?
心に聞いてみろ。*5
yuni:「スピさんの未来予想図。
spit:「マジヤメテクレ。
とまぁ、ベンチはいつでも、誰でもイベントを起こします。
こんな感じで、突然な事がほとんどですが、事前に企画する事も、あったりなかったり。
ゼルクと槇恵さんの結婚式。
転職や結婚式等の節目イベントは、みんなでお祝い。
なので…
spit:「本日の神父です。
Zeruk:「プリーストじゃないの!?
makie:「アサシンだ、アサシン。
spit:「だって、ベンチのプリースト、すでにどっかで誰かの結婚式の神父してんだもん。色似てるから、問題ないだろ。
makie:「色は女プリには似てますが…
Harusame「大丈夫。神父です。神父。ベノムダスト使えるし。
Zeruk:「毒だし!!
そんなこんなで、
Sylphienne:「えーと、新郎側のスピーチをさせていただく事になったシルフィーンです。
式は順調に進み、二人にゆかりのある人たちのスピーチです。
Zeruk:「何故、シルさんがオレの側のスピーチを?
spit:「何!? 俺の粋な計らいがわからないのか!?
spit:「どうよ、
この粋な計らい!
Zeruk:「あー。そう言えば。
Sylphienne:「えーと…
Sylphienne:「
縁ってそれだけかも…?
spit:「
それをいっちゃあ、おしまいよ。
Zeruk:「あの時は、3時間待ちましたねぇ。
Sylphienne:「そうですね。そして、ゼルクさんはコモドに行く途中の砂漠で、熱中症で、落ちてしまって…
Zeruk:「そうそう。懐かしいなぁ…
Zeruk:「
バラして、扇風機で冷やしたんだ。
luvas:「心温まる思い出だな、オイ。
*6
spit:「槇恵とんの方も、粋な計らい。
makie:「?
makie:「何故?
spit:「槇恵とんの初登場の時、ベンチで話していたのは、メロウだぞ?
makie:「あー!
merrow:「そう…
spit:「
それをいっちゃあ、おしまいよ。*7
spit:「しっかし…
ベンチ。
スピットは言います。
spit:「ベンチの歴史も、長くなったなぁ。
appi:「そうですねぇ…
隣に座っていたアピが返します。
appi:「なんだか、とてもデジャヴです。
spit:「キノセイだろ。
appi:「そうですか?
Kagetsuki:「皆で2828する祭り。
*8
karyo:「押し倒せー。
わーわーと壁向こうから、皆が声をかけます。
appi:「えーと…
spit:「ほっとけ。
karyo:「ひさびさの再会だから、感動のワンシーンを!
jeers:「ggr…
spit:「感動も何もなぁ…
appi:「えーと…
appi:「こ、こんな感じで…
Kagetsuki:「おおう!
rofin:「ステキ!
brid:「アピさん、やるぅー。
karyo:「やらせっぱなしですかぁ?
rofin:「漢を見せろ。
aoiruka:「漏電の反撃。
spit:「…あのな、アピ。
appi:「はい?
jeers:「ggr…
spit:「そのスキルは乱用してはいかん。
appi:「…はい。
spit:「そのスキルがあるとだな、こういう状況になったとき…
逃げる気満々なのかよ!?
spit:「そんなわけで、ハエの羽根!
びゅんっと、スピットはハエの羽根でワープしました。
「あっ!」と皆が叫ぶ声が聞こえましたが、知った事じゃあ、ありません。
spit:「ふっふっふ…俺を捕まえようとは、百年はやいわー!
電波でスピットは笑います。
Kagetsuki:「しかし、こっちにはアピさんが!
karyo:「逃げても呼び戻す!
spit:「無駄な事よ! 結婚スキルは、俺にもある!
appi:「あ…あのー…だんなさま…
spit:「なんだ?
appi:「結婚スキル、使いましたか?
spit:「うん。
appi:「
私も使いました。
入れ替わりました。
spit:「なんだこのスキル!役に立たないぞ!?
appi:「だんなさま、どこですかー?
Kagetsuki:「さて、では、アピさんを呼び戻すため、皆の目の前で…
karyo:「2828。
spit:「断る!
rofin:「漢じゃないなぁ…
brid:「はーとのすきるがでてこないー。
appi:「だんなさまー?
ベンチはいつでも、誰でもイベントを起こします。
それは多分、ここにみんなで集まるようになり始めてから、ずっとそうです。
そして多分…
appi:「では、こちらから呼びますね。
spit:「ちょ…まっ!
しゅんっと消えるスピット。
「逃がすな!終え!
「鬼ごっこ再来?
*9
「と言うことは、パーティを組んで…
「逃げる先のヒントはー?
電波で声が聞こえてきます。
spit:「…
appi:「あ、ご迷惑でしたか?
プロンテラの西門。
アピが言います。
appi:「戻りますか?
spit:「いや…
スピットは帽子をちょいと直し、
spit:「さて…と。
笑いました。
spit:「逃げるか。
今日も、プロンテラの空は、相も変わらず快晴です。