先日、プロンテラをてくてく歩いていたすていぬは、こんな噂を聞いたのでした。
「アルベルタにできた美容院で、髪型を好きな風にしてくれるらしいよ」
「でも、あれって、すごくいろいろなものを集めて、高いお金払わないといけないらしいじゃない」
「それが、美容院じゃない所で、安く髪型を変えてくれる人もいるんだって!」
suteinu:「と、ゆーわけで。
さっそく、すていぬはアルベルタへとやってきたのです。
suteinu:「トリマー!
ちょっと違います。
*2
suteinu:「は、ともかく、髪型を変えてみたいのです!
すていぬは放浪美容師にいいました。
すると、放浪美容師は「チッチッチ」と指を振り、「私は、君の魅力を引き出すべく、髪を切る。だが…」
「
君の注文は聞かない。
態度でけぇ…
suteinu:「うぬぬ…
とは言え、すていぬはお金がありません。
美容室に行って髪型を変えて貰う事もできません。
仕方なく、すていぬは言いました。
*3
suteinu:「じゃ、お願いします。
「よし、わかった!」と、放浪美容師。
スッゲー不安なかけ声だな。
「完成!立派だ!立派!!誰にも付いてこれないこのスタイル!ワハハハ!
suteinu:「およ?
伸びるのは、どんな美容師も無理だと思う。*4
そんなこんなで、意気揚々とすていぬはプロンテラへと帰ったのでした。
そしてその夜の事です。
suteinu:「ご主人さまー?
spit:「…
suteinu:「髪型を変えてみましたー。
spit:「
誰?
そんなこんなで。
今度はショートです。
suteinu:「ご主人さまー。
spit:「…
spit:「プレに言われてるみてーで嫌だな…
suteinu:「はぅあ!言われてみれば、同じ髪型です!
で、次の日の事です。
PURE:「はぅあ!
PURE:「
偽!?
suteinu:「今日も髪型を変えてくるので、もう偽ではありません。
heriosu:「髪型変えたら、狩りでも行きましょうかー。
yuni:「では、行きますか。
そして髪型を変えたあと、すていぬたちは、ゲフェンダンジョンへと遊びに行ったのでした。
suteinu:「ご主人さまー、GDのおみやげですー。
spit:「えぶと同じだな。
suteinu:「ほぅあ!?
suteinu:「か、髪型を…独創的なものにして欲しいのです。
放浪美容師に、すていぬは言いました。
suteinu:「また変えてきましたー!
makie:「シシマルには似合わない。
*5
suteinu:「がぁぁぁぁぁん!
suteinu:「に、似合う奴で、独創的なやつに…
何故か伸びる髪。
suteinu:「も、もういっちょー!
suteinu:「どうですかぁぁぁぁぁぁ!
はまってます。
PURE:「しかも、かぶったーん!
nyannyan:「同じー!
suteinu:「運命の女神のいたずらです。
PURE:「も、もう一回…
nyannyan:「プレ様と同じは嫌…
さすが放浪美容師。*6
suteinu:「では、すていぬも再び変更。
で、ちょきちょき。
suteinu:「うーん…でも、あんまりなぁ…
KENNY:「うわ、髪型変えてみたけど、似合わない…どうしよう…
suteinu:「そんなときは、もっかいきればいいのです。と言うわけで、もっかい、すていぬはお願いして貰います。
で。
また戻った。
ケニーさん絶叫。
suteinu:「…
KENNY:「それでいいじゃないですか!いいですよ!それ!
suteinu:「ケニーさんが必死っぽいのが嫌なので、もっかいいこうと思います。
KENNY:「
えー。
suteinu:「とりあえず、気に入るまで、やってみたいと思います。
そんなわけで、ちょきちょき、と。
suteinu:「これは見たような気がします。
ちょきちょき、と。
PURE:「オーラになれって事ですね。
suteinu:「無理です。
ちょきちょき、と。
suteinu:「戻ったよ!戻ってるよ!
で、ちょきちょき、と。
suteinu:「また戻ったよ!
ちょきちょき…
suteinu:「もいっちょ、行ってみますか。
ちょきちょき…
エンドレスワルツ。
suteinu:「そして…
suteinu:「うぬぬ…これぞまさに…
誰がうまいことを言えと言った。
suteinu:「ご主人さまー。
spit:「うお、お前、また髪型変えたのか!
suteinu:「似合いますかー?
spit:「微妙。
suteinu:「えへへ…ですよねー。
spit:「もっと他の髪型ないのか?
suteinu:「あると思うのですが、そこでひとつ、問題があるのですよ。
そして、すていぬは言いました。
suteinu:「
お金が、なくなっちゃいました。
このあと、もう一回やるだけのお金をすていぬはスピットに貰って放浪美容師の所へ行ったのですが…
suteinu:「えへへへ…
spit:「…ひとつ聞く。
suteinu:「はい。なんでしょう。
spit:「元に戻すのに必要なアイテムは、すでに把握しているな?
suteinu:「中和剤3個、混合剤3個、ピッグテールリボン100個、短いピッグテールリボン100個、長い髪100個、金色の髪100個、つややかな髪100個…
spit:「おーい、へっぽこ!ちょっとこの馬鹿つれて…
suteinu:「あ、あと99,800ゼニー必要です。
spit:「
ダンジョン、こもってこい。