昼下がりのはばたき
1.昼下がりのはばたき
- GM
- :さて、物語はいつもの通り、アローネから始まる。君らはいつもの通りの昼下がり、酒場でだらけている。
- タクト
- :「前はお金にならなかったな〜」あ、だらだらしてるならバイトでもしてようかな?(笑)
- フィス
- :「ふっ、エステ代が無くなりそうだ」
- ベルン
- :う〜あついよ〜。
- ライト
- :あ〜ち〜ち〜あ〜ち〜。
- GM
- :川サバのアタリからは回復か。(笑)
- ライト
- :何とか調子が…(笑)
- GM
- :さて、トロントの冒険から、1週間ほどがまた過ぎている。その間、君らは何の連絡も受けていなく、だらだらと過ごしていた。
- タクト
- :1週間ですか!
- GM
- :現実世界と同じ時間が…(笑)
- タクト
- :…その間、バイトしていていいですか?
- フィス
- :ビンボー暇無しだね。
- ベルン
- :本気でお金なくなるものね。
- タクト
- :そうよ、今327Gしかない!
- GM
- :いいよ。1つね。傘。2D x レベル分のお金。
- タクト
- :1回だけ?ですか
- GM
- :です。
- タクト
- :金にならんよ…(涙)
- GM
- :(トレジャーハンターが、傘はりで生計立ててどうする)で、君らはそんなわけで、奴がコンタクトをとってくれるのを待って、酒場にいる。カウンターではいつものよーに、ウェイトレスさんはお皿を拭いている。
ふきふき。「トレジャーハンティングには、お出かけにならないんですか?」
- フィス
- :「ふっ、待ち人来らず」
- ベルン
- :そういえばGM、弓買っていい? なんかホントに狩りとかしそうだし。(笑:この時点で、タクトのお金が150Gを切っている。あと1週間で彼は餓死だ)
- GM
- :あ、買っていいよ。何買ったか、言ってね。
- ベルン
- :ロングボウの筋力15。矢は24本ね
- GM
- :了解。で、ウェイトレスさんが、タクトに言う。「タクトさん、明日からの宿泊費、払ってもらえます?」
- タクト
- :財布見ながら「あ、どうでしょうね?」(笑)
- GM
- :「じゃ、タクトさんは、週で払いでなくて、日で」と言って、ウェイトレスさんはにこにこ、奥に消えていく。
- タクト
- :つらいね…(しくしく)
- フィス
- :「ふっ、ビンボーな侍だ…」
- タクト
- :侍とはそういうものだ。(断言)「ああ〜、仕事でも探そうかな…」
- GM
- :と、そこに鼻歌が聞こえてくる…
- ?
- :「ふんふーん。ふふん、ふーん」ぱたぱたー。
- フィス
- :「ふっ、ハエ叩きがこの辺に…」探すフリをする。
- ?
- :「うぐぅ、窓の隙間がちいさいー」
- フィス
- :「誰か、窓を閉めてくれ」
- ベルン
- :本音を言えば暑いから窓は閉めたくないわね。
- ?
- :がんがんがんがん!と叩く音。「いれてー!」
- タクト
- :「仕事、仕事…」(笑)
- ?
- :「翼の神殿にあるものが、わかったよー!」
- フィス
- :「ふっ、うそつけ」
- ?
- :がんがんがん!
- ベルン
- :「あ〜、暑いのにうるさいわね!」
- タクト
- :「あ〜、あれを売ればお金になるか〜(ぼ〜)」
- ?
- :「空飛ぶ、伝説の生き物がいるんだよー、伝説だよ、伝説ー」
- フィス
- :「あー、うるさい」窓を開けに行く。
- ライト
- :「おまえら、仲良いな」ぼそっ。
- フィス
- :「眼科に行け」
- GM
- :ぱたぱた。そこへミントが入ってきた。
- ミント
- :「がんか?なにが?」
- フィス
- :「うるさい。で、なんだって?」
- ベルン
- :「そうそう、暑いんだから手短にね」
- ミント
- :「翼の遺跡だよ。さー、いざ、しゅっつじーん!」
- ベルン
- :「って、ホントに手短ね」(笑)
- ミント
- :「なにが?」
- タクト
- :「で、どのくらいお金になるんだ?ミント?」
- ミント
- :「…さぁ?」
- タクト
- :「あ、そ…」
- フィス
- :「まぁ、最終的に金にならなければ、キサマを売る」
- ミント
- :「なんでよー。ボクのせいじゃないじゃないかぁ。でもさ、でもさ、日記には、金塊がなんとかって、あったじゃん」
- ベルン
- :「金塊ってゆうかお宝とは書いてあったわね」 日記は熟読してある。(笑)
- タクト
- :「まー、いいか…さっさと、行こうよ」
- ライト
- :「そうだな」
- ライト
- :「今日は体調良いし」
- ミント
- :「おおっ、みんなのり気じゃんっ。トロントも起きたし、遺跡にやっといけるからね」
- タクト
- :「しょうがないじゃん…」(笑)
- ミント
- :「タクト、なんかあったー?」
- タクト
- :「いや、なんでも…」
- GM
- :じゃ、さっさくと出発するかい?
- タクト
- :しようしよう。
- GM
- :今から出ると、トロントのところに夕方くらいにつく。遺跡に入る前に、一泊となるかな?と、ミントが教えてくれる。
- ベルン
- :また保存食買っていかないとね。
- タクト
- :もう、買ってある。
- ミント
- :「じゃー、じゅんびをして、いつものところに、しゅうごー!」ぱたぱた。
- GM
- :入れ替わりにウェイトレスさんが入ってきて、「あれ?今、なんかちっこい生き物、いませんでした?」と、呟く。
- フィス
- :「ふっ、ただの虫です」
- GM
- :「虫?」
2.翼の遺跡
- GM
- :では、みんなは保存食を買って、街の外に来た。丸太の上で、ミントがクッキーをぱくぱく食べている。
- ベルン
- :今回の行程は何日くらいなの?
- ミント
- :んーと、トロントのところから、飛んで、もう午後だから、その辺でお休みして、遺跡にいって、あとはかえるだけ。2日かなぁ」
- ベルン
- :じゃあ、10Gの保存食6個買ってくわね。
- GM
- :了解。
- ミント
- :「じゃ、トロントのところに、いこー」
- GM
- :と、ぱたぱた。ミントは森に入っていく。
森はうっそうとしていて…以下略。いつものパターンだ。(笑)
- ベルン
- :じゃあ、いつものパターンでトロントに着く途中で一泊ね。(笑)
- GM
- :いやいや、トロントのところまでは、いけるよ。夕方くらいに、トロントのところにつける。
- タクト
- :遺跡の前で一泊でしょ?
- ベルン
- :そういえばそうだったわね。
- GM
- :と、言うことで、夕方ちかく。君らはトロントのところについた。夕焼けの向こう、おおきなトロントがシルエットに見える。
- フィス
- :「ふっ、美しい」
- ミント
- :「トロントはきれいだよねー」
- ライト
- :「たしかにな」
- タクト
- :「いや、景色がだろ(ぼそ)」
- ベルン
- :「でもなんでこんなに大きいのかしら?」
- タクト
- :精霊だから…
- ミント
- :「トロントは、長生きだからー。トロントー」
- GM
- :と、ミントが声をかけると、地震の声が答える。「おお、いつだかのミニチュアフェザー」
- タクト
- :さくっと「運んでください、遺跡の近くまで…」
- GM
- :「おお、その話か。よしよし、聞いているぞ」と、トロント。がぁ、と口を開けてくれる。
- ベルン
- :「…どこに耳があるのかしら?」(ぼそ)
- ミント
- :「さー、いこー」ぱたぱた。ミントは中に入っていく。
- ベルン
- :追いかけます。
- タクト
- :「はいるの?」
- ライト
- :ドキドキ…
- フィス
- :「ふっ…」
- ミント
- :「はやくー!」
- タクト
- :「行くよ!」
- ミント
- :「トロントは、根っこで他と繋がってるんだよ。入って入って」
- ベルン
- :「ミントちゃん、トロントの中ではどこをどういったらいいかはわかってるの?」
- ミント
- :「だいじょうぶー」
- GM
- :みんな入ったかな?
- タクト
- :おう。
- フィス
- :うぃ。
- GM
- :じゃあ、トロントが口を閉じる。まっくらになる。「よいか、ミニチュアフェザー」
- ミント
- :「いいよ」
- GM
- :ミントが答えると、トロント。ごっくん。
- タクト
- :ごっくん?
- GM
- :そう。トロントが君らを飲み込んだ。ごおおっという強烈な風に引き寄せられて、君らはトロントの喉の奥へと引きずり込まれる。
- ベルン
- :きゃ〜〜〜〜って、これじゃ前回と同じじゃないの!
- フィス
- :「ふっふっふっふふふふふ…」 ビビってる。
- GM
- :暗闇のなか、頭がぐおんぐおんとシェイクされる。意識がぐわわわっと遠のいて、誰しもが、目を閉じてしまう。強烈な違和感。そして次に目を開けた時、君らは巨木の根本に、みんなで倒れていた。
- タクト
- :移動したのか?
- ベルン
- :「あらら?…ここはだれ?わたしはどこ?」
- ミント
- :「なにが?」
- タクト
- :「どこだ?」
- フィス
- :「ふふふふふふふ」
- タクト
- :「どこだ、ミント、ここは…」
- ミント
- :?
- GM
- :ミントは巨木から離れたところにぱたぱた飛んでいる。その向こうは、崖になっているようだ。そしてその眼下に、夕日に照らし出された、遺跡が見える。
- ミント
- :「みてみてみてー!ほら、翼の遺跡!」
- ベルン
- :どんな感じなの?遺跡って。
- GM
- :崖の下に、果てしなく広がる森があって、その森の中に隠れるように、ひっそりと柱がたった遺跡が見える。柱の数はだいぶんあるようだけど、木々に隠されて、うっすらとしかわからない。
- フィス
- :「うーん」うっすらと見える。
- タクト
- :「見えないな…」
- ライト
- :「どこ?」
- ミント
- :「あそこだよ」
- GM
- :遺跡自体は、地上にはあまり見えないね。ただ、夕焼けに照らされた木々につつまれた遺跡は、とても綺麗だ。
- ベルン
- :「ん〜」この崖はどやって降りるのかしら…(笑)
- ミント
- :「ボクはぴゅーっと降りれるよ」
- GM
- :崖は、迂回すれば降りられそうだね。
- タクト
- :もう、夕方だっけ?
- GM
- :そうだね。
- フィス
- :「よし。ミントが降りられると言うなら。みんなでミントに捕まって降りる。(笑)」
- ミント
- :「それは無理だよー!」
- フィス
- :「ふっ、嫌味だ」
- ライト
- :「お前ら、仲いいな」
- フィス
- :「眼科に行け」
- ベルン
- :「じゃあ今日はトロントの近くでキャンプにしましょうか」
- タクト
- :「そうだね」
- ミント
- :「きゃんぷー、きゃんぷー」遺跡が見えて、ミントはうかれてるー。
- GM
- :では、キャンプの準備を整えて、終わる頃、ちょうど陽もしずんで夜になったよ。
焚き火を囲って、ご飯というところか。この辺は見晴らしもいいし、トロントの近くだから、モンスターの気配はないね。
- ベルン
- :じゃ、一応見張りだけは立てて、今日のところは寝ましょう。
- タクト
- :そうね。
- フィス
- :「肌に悪い!」(笑)
- ミント
- :「ばか?」
- タクト
- :さっさと休みましょう。
- GM
- :みはりはどうする?
- タクト
- :2交代でいいか?
- ベルン
- :1番、ミントちゃん、2番、ミントちゃん、3番、ミントちゃん。(笑)
- ミント
- :「ぐっはー!? なんでぇー」
- ベルン
- :「普段何もしないからよ」
- ミント
- :「うぅ、そんなことないもん。ライトー、みんながいじめるー」
- ライト
- :「仲良いなぁ。お前ら」(笑)
- ミント
- :「違う」
- ベルン
- :「ふふっ」
- ライト
- :(笑)
- タクト
- :「三交代でいいか?」
- フィス
- :「ふっ、それでいこう」
- GM
- :2,2,1?2,2,2?
- タクト
- :2,2,1。おれが1でいい。
- GM
- :じゃ、それで。順番は?
- タクト
- :どこでもいいよ、俺は。
- フィス
- :始めがいい。
- ベルン
- :ぐっすり眠りたいから3番。
- タクト
- :じゃ、2番でいいよ。
- ライト
- :残りは?
- GM
- :あと1か、3だね。
- ライト
- :じゃ、1。
- ミント
- :じゃ、ミント、3ー。
- フィス
- :役に立ちそうもねー。
- ベルン
- :そうね。
- タクト
- :結局は、2,1、1になるな(笑)
- GM
- :では、みんなは眠りについた。1交代目。すまんが、何もない。夜が静かに過ぎていく…
では、2交代目。すまんが、何もない。(笑)
深夜を過ぎて、3交代目。すまんが、なんか、ある。(笑)
- タクト
- :すまなくないじゃん。(笑)
- ベルン
- :えぇ〜。
- フィス
- :やられろ。
- GM
- :明け方近くになったころだ。まだ暗いけども。ベルンはレンジャー知力でさいころ。
- ベルン
- :14ね。
- GM
- :ミントはちなみに暗いので、-4の修正を受ける。期待するな。(笑)
- ミント
- :ああぁぁ、-4して、ミントは3。
- ベルン
- :役に立たないわね〜。
- GM
- :ベルンは気づいたよ。明け方近く、遺跡の方に何かが降りていった。
- ベルン
- :何かしら。よく見てみます。
- GM
- :鳥のようだね。ただし、すごく大きい。大人が手を広げたのより、ふたまわりほど大きいようだ。
- タクト
- :ロック鳥?
- ベルン
- :みんなを起こしましょう。
- ミント
- :「うにゅー、みえなーい」
- ベルン
- :「どこ見てるの。そっちじゃないわよ」
- ミント
- :「どこどこー」
- ベルン
- :「あっち」
- タクト
- :おきます?
- GM
- :起きる。
- フィス
- :「ふっ、肌に悪いので起こさないでくれるかい? ぐー…」
- ベルン
- :起きて。(笑)
- ミント
- :見えた?
- GM
- :と、言われて見ても、ミントには見えてもそれが何か、理解不能。(笑) セージのある人は、それが何か、振ってみて。
- ベルン
- :は〜い。11。
- タクト
- :13。あっ、いい目。
- GM
- :じゃ、ふたりともわかったよ。大きさがかなり違うけど、見た目は、イーグルによく似ていたね。
- ライト
- :「なに?」
- ベルン
- :「でっかい鳥がいたのよ。遺跡のほうに降りていったの」
- ライト
- :「遺跡のほうに?」あんまり関係ないじゃんとか思ってる。
- フィス
- :もぞもぞ、「ふっ、しょうがないな…」起きる。
- タクト
- :「あれが伝説の鳥なのかな?」
- ミント
- :「鳥?鳥?」ぱたぱた。(笑)
- フィス
- :「ミントは虫」
- ベルン
- :「羽虫ね」
- ミント
- :「虫じゃないよー!」
- ライト
- :「でも、鳥なんて珍しくは」
- ベルン
- :「だって、不自然よ。まだ暗いのに鳥が飛ぶなんて」
- フィス
- :「ふっ、夜行性では?」
- ベルン
- :「でも、イーグルに見えたもの。やたらでっかいけど」
- タクト
- :「う〜ん、行ってみればわかるよ」
- GM
- :さて、みんな起きたようだし、このまま朝食をとって、遺跡へと向かうとするかい?
- タクト
- :そうする。
- ベルン
- :そうね。
- フィス
- :「うー、低血圧なのだがなぁ…」といいながらそうする。
- GM
- :では、歩き出す君らを、森の向こうから登った朝日が照らしていく。
- フィス
- :「美しい」
3.遺跡の中
- GM
- :崖は小1時間も降ると、遺跡の近くへ出たね。遺跡の近くは誰も踏み込んでないというのが一目でわかるくらい、木とか草とかが入り組んでいる。
で、あるところを境にして、足下が石畳になって、その先に、2、3段の階段。登ると、綺麗に敷き詰められた石畳。その両脇には柱がたっている。屋根はなくて、柱には蔦が絡まっていたりする。あ、屋根の変わりに、遺跡の2/3は伸びた木に覆われているよ。
- タクト
- :ふ〜ん。
- ベルン
- :「あれ?ミントちゃんの持ってきた日記の人、ここに来たのよねぇ」
- ミント
- :「そうだよー」
- ベルン
- :GM、最近誰か来たような形跡はないの?
- GM
- :うーん、どうかな? レンジャーで調べてみるかい。知力だね。
- ベルン
- :目が悪いわ。合計で9。
- GM
- :うーん、あんまりわからない。なんか、人が何人か歩いた形跡もなくもないような気がするけど、確証できないね。
- タクト
- :日記は誰か持ってるんだよね?
- GM
- :日記はベルンがもっていそうだね。
- ベルン
- :もちろん。(笑)
- タクト
- :それ見ながら進みましょうか。
- GM
- :ちなみに、両脇に柱が何本か並んでいて、奥に真っ直ぐ続いている。その先には、壁のようなものがあって、レリーフが彫られている。
- フィス
- :どんな?
- GM
- :うん。中心に羽根を持った生き物が書かれていて、その両脇に羽根を持った人間が描かれている。
羽根を持った人間は、手に光るたまのようなものを持っていて、その光の中で、羽根をもった生き物が、生まれるような感じのレリーフだ。
- フィス
- :「ふっ、判らん」
- ベルン
- :「あなたのご先祖?」ミントに。
- ミント
- :「ボクたちのご先祖さまなんかしらないけど、こんなにおっきくないよ、ボク」
- GM
- :ミントの言うように、レリーフが手に持っている宝玉はすごくちいさい。ミントの背中にあるリュックより、ずっとね。
- ベルン
- :そうか、この石が、ミントちゃんの持ってる石なのね。
- GM
- :を?
- フィス
- :大きさが違う…小さい…「失敗作?」
- ミント
- :「何がしっぱいさく?」
- フィス
- :「ふっ、おまえだよ。一番失敗は、脳みそだな」
- ミント
- :「しっぱいさくじゃないよっ、こんなに可愛いもん」
- ベルン
- :「ミントちゃんもナルシストね」(笑)
- フィス
- :「も。とはなんだぁ?」(笑)
- GM
- :ちなみに、レリーフはその下の部分に、人ならかがんで入れるほどの隙間があいている。見た感じ、人の手によって開かれたふうだ。ちなみに、日記によると、やっぱりその入口は日記の人が開けたようだとわかるね。
- ミント
- :「中はどうなってるんだろー」覗く。
- ベルン
- :見えるの?
- ミント
- :「…うぐぅ、みえないー」ぱたぱた。
- ライト
- :前もやった気がする…
- ベルン
- :「見えないときはとりあえず入ってみるといいわよ」(笑)
- ミント
- :「そうなの?」はいってみようかなぁ。(笑)
- GM
- :まあ、あんまり見えなくても、入口のところから下へ階段が伸びているとは、わかる。
- ベルン
- :確かミントちゃんはシーフは持ってるのよね。
- ミント
- :そういや、持ってた。忘れていた。
- フィス
- :わすれるなよ。(笑)
- ミント
- :調べて、覗いてみよう。ころころ。11。
- GM
- :何もない気がする。入口には。
- ミント
- :「何もないと見た」
- ベルン
- :「じゃあ入って」
- ミント
- :「うぐぅ。灯りがないよー」
- ベルン
- :「大丈夫。なくても見えるから」
- フィス
- :ドワーフめ。(笑:ドワーフは灯りがなくても暗闇が見える)
- ミント
- :ミントは見えないもん。「ライトー、灯りつけてー」
- ライト
- :「火をつけて? いいの?」
- ミント
- :「火じゃない。ライトの魔法だよー」
- ライト
- :「え? だから、僕の魔法…」
- ミント
- :「ちっがー!!」まぎわらしい…(笑)
- ベルン
- :ミント自体に明かりをつけるのもいいかも。(笑)
- フィス
- :いいねぇ。
- GM
- :つくのか?(笑)
- ライト
- :やってみる?
- フィス
- :価値はある。(笑)
- GM
- :ちなみに、ライトは生き物にはつかないよ。空間か、物体のみ。
- ベルン
- :えーと…(ルールブックを読んでいる)『ライトの魔法はひとつの物体を中心に』…だからじゃあ、服とかにかければいいわね。
- GM
- :それは…つくなぁ…(笑)
- ライト
- :つくんだ。(笑)
- フィス
- :飛ぶライト。
- ベルン
- :ホタルね。まるで。
- ライト
- :では、つけてあげますかね。
- フィス
- :ファイヤー、ファイヤー!(笑)
- ミント
- :燃やすなー!
- ライト
- :ライト。ぴかっ。
- GM
- :では、ぴかっとミントが光る。(笑) いやいや、ミントの服がぴかっと光る。
- ミント
- :「おおっ、じゃ、いってみるー」
- ベルン
- :まぶしくて逆に見えづらいんじゃないかしら…
- ミント
- :そこはそれ。ミントの服のお尻とかにつけたってことで。(笑)
- GM
- :パンツにつければ、蛍だな。(爆笑)
- ミント
- :虫じゃないよー! で、中はどうなってる?
- GM
- :階段がひかりに照らされて、下に続いている。20段くらい下がると、下についたみたいだね。通路になってる。
- ミント
- :「通路になってるよー」
- タクト
- :ダンジョンか…
- ミント
- :「奥に道が続いてるよー」
- ベルン
- :じゃ、順番にはいりましょ。
- GM
- :一人ずつしか入れない。順番は?
- ベルン
- :タクト、ライト、フィスちゃん、アタシの順番でいいんじゃない?
- ライト
- :異議なし。
- フィス
- :OKー!
- タクト
- :いいよ。
- GM
- :じゃあ、それで行くか。では、みんなはてくてくと降りていく。入口あたりは狭いけど、降りていくに従って、広くなってる。灯りはミントだけ?
- ベルン
- :アタシは見えるけど、松明もひとつあったほうがいいわね。
- フィス
- :つけるー。
- GM
- :じゃ、フィスはみんなが「ミントに灯りを」とか言っている時に、松明に火をつけていたと。フィスが持っているでいいね、位置的にも丁度だ。
- ベルン
- :いいかげん学習したわ。アタシはランタンをつけても意味がない。(笑)
- ミント
- :油の無駄。
- GM
- :と、言うわけで、そのベルンだが…
- ベルン
- :はい?
- GM
- :先頭のタクトが丁度階段を降りきろうかというところで、ドワーフの宿命。がびしっと、階段が崩れて、ベルンは足を踏み外した。
- ベルン
- :はぁ!?
- ライト
- :なつかしぃ。(笑)
- フィス
- :前世の記憶。前世の記憶。(笑)
- ベルン
- :え〜ん、GMの陰謀よ。
- GM
- :(そうだよ)シーフと敏捷で、10以上なら、みんなを巻き込まない。
- フィス
- :まきこむなよ〜。
- ベルン
- :微妙ね。それは。巻き込んだほうが面白いかも。
- フィス
- :じゃー、9とか出してね。(笑)
- ベルン
- :9。
- 一同
- :(爆笑)
- フィス
- :マジ?(笑)
- ベルン
- :ってことは一人くらいは巻き込んだのかしら。(笑)
- タクト
- :だれ?
- GM
- :巻き込まれたのはー…タクトとライトは降りきったね。って訳で、目の前にいたフィスが巻き込まれた。松明をもったフィスはベルンがすべって、キックをくらった。二人はどががっと、床に滑り落ちた!
- ミント
- :「あれ?どーしたの?」と、大きな音にびっくりして、ミント。
- タクト
- :「どうした?」
- ベルン
- :「あいたたた…」
- フィス
- :「ベルン、美しくない…(−−#)」
- ライト
- :「何してんだか…」
- ベルン
- :GMの陰謀だわ!?(笑)
- GM
- :こらこら。(笑)
- ミント
- :ぱたぱた。(笑)
- GM
- :ダメージはなしでいいよ。
- ベルン
- :よかった。
- フィス
- :よかった。ひ弱だから。
- ミント
- :「飛べないのは、ふべんだねー」
- GM
- :と、言うミントのお尻は光ってる。(笑)
- ベルン
- :「うるさいわよ、ホタル!」
- フィス
- :「虫が!」
- ミント
- :「虫じゃないよー!」
この階段から滑り落ちるトラップ。
実はこのシリーズのお約束的トラップで、必ず1回はキャンペーン中に出てくるものです。ライトの「なつかしぃ」は、別のキャンペーンでライトのプレイヤーがプレイしていたドワーフが、この罠にかかって見事にすっころんでいたのです。
まぁ、ダメージを与えることが目的ではなく、ただのお約束(と、トラップへの心構え)なだけなんで、たいした罠ではないんですが。(笑)
- GM
- :さて、通路は前に続いている。先は暗いね。壁は人工の壁で、真っ直ぐだ。すこし湿度が高いけど、ひんやりとしている。
- タクト
- :何人並べる?
- GM
- :二人は列べるね。
- タクト
- :わかった。
- ミント
- :「よーし、たんけんだー」ぱたぱたー。
- GM
- :隊列はいいかな?
- タクト
- :前といっしょでいいか。
- フィス
- :そうね。
- ベルン
- :ミントちゃん、先頭。
- GM
- :では、ちょっと進むと、十字になっているよ。右の道、左の道、まっすぐ。
通路の先は、ミントがお尻を向けてぴかーと照らすと(ミントのライトはすでにお尻にかけられたことにされている)、右と左は、その先で部屋になっているようだ。あ、日記で確認したい時は、言ってね。
- フィス
- :そんなに細かく載っているの?
- GM
- :それは乗っているかもしれないし、乗っていないかもしれないけども。
- ベルン
- :じゃあ見るだけ見てみる?
- フィス
- :今、見てみようか。
- GM
- :日記によると、右の部屋には石像があるらしい。羽根を持った人間大の石像で、どうやら、ここで最後の宝玉を手に入れたとあるね。
左の部屋にも、同じような石像がある。ただ、こちらは剣を抱いた石像で、よくはわからず…となっている。持ち主はこの石像は気にしないで、奥にすすんだようだ。
- タクト
- :左行ってみようか?
- ミント
- :「左ー」
- GM
- :じゃ、左かな?左にてくてく行くと、部屋に出るよ。
- ベルン
- :像があるの?
- ミント
- :一応、入口を点検。11。なんもない。部屋に入る。
- フィス
- :あったらどうするんだ…
- ミント
- :きにしなーい。
- GM
- :で、ミントが部屋に入るとわかる。光に照らされて、四方の壁の文字が浮き上がるね。文字は、みんなの見たことのない文字だ。まるで記号のようにも見える。
そして、部屋の中心には石像がある。台座の上にあって、大きさは人間大。羽根が生えていて、胸に剣を抱いた石像だ。
- タクト
- :文字は、古代語じゃないのね?
- GM
- :古代語じゃないな。よくわからない文字だ。
- フィス
- :判る人はいないのかなぁ。ミントはわからないの?
- ミント
- :?
- ライト
- :日記にはこの文字について触れてないの?
- GM
- :日記によると、この遺跡を作った古代人の文字らしいれけど、この人は読めるっぽいけど、君らにはわからない。そうだね、イメージ的には、君らにはエジプトの象形文字のように見えるね。
- タクト
- :ふ〜ん。
- GM
- :遺跡は、かなり古いものだと、わかるよ。このことから。
- ミント
- :石像ー。「羽根があるー」
- GM
- :羽根の生えた人間大の石像は、胸には剣を抱えているんだけど、その剣はどういうふうになっているのか、石像の中に埋め込まれている感じだ。
- フィス
- :像を破壊して、剣を取る?(笑)
- GM
- :出来ないことはなさそうだ。
- ベルン
- :とりあえず、やめといたほうがいいんじゃない?
- フィス
- :冗談っす。
- GM
- :石はこの辺ではよく見かける石だね。
- ベルン
- :剣自体はどういうものなの?
- GM
- :刀身は石の中だから、よくわからないけど、柄の部分は金属が露出している。けっこうな装飾が施されていて、美しいよ。形は、レイピアのようだね。
- ベルン
- :綺麗なの?大昔の物の分際で。
- GM
- :綺麗だね。とっても。ぴかぴかだ。魔法かな?
- タクト
- :取れないんだよね?
- GM
- :試しにひっぱって見たと日記にもあるけど、とれないようだ。
- フィス
- :像を調べてみれば?シーフで。もしかしたら、取れるかもよ。
- ベルン
- :いや、ここはセージかもしれない。
- フィス
- :カラクリか…?
- ベルン
- :「じゃあ、羽つながりで、ミントちゃん引っ張ってみて」
- ミント
- :とりあえず、調べてみる。13。おおっ、ボク、トレジャーハンター向き?自分の能力がこわいねっ。
- GM
- :からくりはないくさい。
- ミント
- :…
- フィス
- :「ひっぱって、抜いて見ろ」
- ミント
- :ひっぱる。
- GM
- :うーん、とやってみるけど、抜けないね。もとより、剣はミントサイズじゃない。
- ミント
- :「ボクのサイズじゃないよー」
- ベルン
- :「ま、もともと筋力が足りないわね」
- フィス
- :「ふっ、貧弱」
- ミント
- :「女の子だもん」
- タクト
- :「しょうがないか…」
- ミント
- :うーん。(ころころ。勝手にさいころをふっている)「この部屋は他にはなんにもないっぽいよー?」と、11のさいころがいっている。
- GM
- :(まずい…ミントにさいころを振らせると、能力値が高すぎる…)うーん…たしかに、ないっぽい。
- フィス
- :「先に進むか?」時間の無駄っぽい。
- タクト
- :意味なしだったか…
- GM
- :では、十字路まで戻ったよ。あとは、右か、真っ直ぐかだけど?
- タクト
- :宝玉はないんだよね。右の部屋には。
- GM
- :日記によると、ないね。
- ミント
- :「ボクがもってるよ」
- タクト
- :じゃ、真ん中。
- フィス
- :だね。
- ミント
- :「ちょくしーん」ぱたぱた。
- GM
- :で、まっすぐまっすぐ、大分進むと、大きな部屋に出た。この部屋もさっきの部屋と同じで象形文字に彩られている。真っ直ぐ前の壁にぽっかりと穴が開いていて、さらに奥がある。
壁をみるとわかるけど、象形文字の形からさっするにするに、もともとはここに穴はなかったようだ。でも、無理矢理に開けたのではないなと、その綺麗な穴の開きかたからわかる。
- フィス
- :誰かが、遺跡の謎を解いて開けたんだね。
- GM
- :うん。日記によると、この穴は日記の最後の部分にある、「明日、封印の奥へと足を踏み込む」ということなのかもとわかるよ。
- タクト
- :入ってみるか。
- ベルン
- :みよか。
- フィス
- :だね。
- ミント
- :「よーし…おたからにふみこむぞー」
- GM
- :では、てくてくぱたぱたと行く。
4.魔法使い、活躍。
- GM
- :進むと、その先は円形の部屋になっている。中心から円周状に象形文字の床が広がっていて、その中心の床に、美しいレリーフがある。
- フィス
- :美しい…
- GM
- :美しいといえば、そのレリーフの奥に鎮座した、鳥の姿をした石像もとても美しい。
- ベルン
- :その石像はどのくらいの大きさ?
- GM
- :そうだね、ベルンが朝、みたくらいの大きさだ。まるで、生きているように美しい。
- ベルン
- :「あの鳥、動くかも…」
- GM
- :みんな、部屋の中に入ったのかな?
- ミント
- :ぱたぱた。(笑)
- GM
- :では、石像の鳥が、ゆっくりと首をもたげた…そしてその目を、ゆっくりと開くに従って、その石のようだった身体が、見る見るうちにふさふさの羽毛に変わっていく…
「汝等、遺跡をあらす者か…」頭の中に直接響くような声が言う。
- タクト
- :さて、なんて答えるか…
- フィス
- :「ふっ、美しい僕がそんな事をするようにみえるのかい?」さくっと答える。(笑)
- ミント
- :「…そーゆー問題かなぁ?」
- フィス
- :「ふっ」無視。
- ベルン
- :「観光客よ!」(笑)
- フィス
- :近いような、遠いような答えを。
- ミント
- :「…それって、遺跡を荒らす人の気がする」
- ベルン
- :「違うわ。それに現状では何も盗ってないじゃない」
- フィス
- :「ふっ、ベルンの言うとおり」
- タクト
- :この遺跡ってなんのためにつくられたのかな?
- GM
- :さて、なんのためでしょーか。(笑)
ばさりっと、君らの答えに鳥は羽ばたいたよ。「遺跡をあらす者には、死を」
さあ、戦闘だ。
- タクト
- :戦闘するの!?
- GM
- :観光客って言われたら、ねぇ。
- フィス
- :「ふっ、僕の美しさにはむかう物は倒すのみ!」
- ベルン
- :どーせアタシは最後よね…
- ライト
- :じゃあ、あんなこと言わなければいいのに…
- タクト
- :しょうがないな…
- GM
- :まぁ、それに君らを襲う理由は十分あるんだ。そこの光ってる奴の背中に。
- タクト
- :またミントか!?
- ミント
- :「あわわわ」
- フィス
- :疫病神だな。(笑)
- GM
- :さぁ、先頭。1ターン目。
- ミント
- :「あわわわ、どうしようー」
- タクト
- :だけかい!
- フィス
- :「自爆とかできないのか?ミント」ニヤリ。
- ミント
- :できません。えーい、じゃあ、フォースを撃つ。11っ。7点打撃。
- GM
- :おっ、けっこう効いたかも。次はタクト。
- タクト
- :あれ?そうなんだ、遅いのね。鳥。
- GM
- :遅いわ。
- タクト
- :攻撃。10。
- GM
- :回避ー。タクトの剣は鳥にかわされた。
- タクト
- :鳥っ!? あたらない!
- GM
- :次、ライト。
- ライト
- :ファイアボール。
- ベルン
- :何レベル!?
- ライト
- :間違えた。(笑) ファイアボルト。魔力足して、9。打撃は7。
- GM
- :またかっ!? けっこう、きいた。
- ライト
- :いぇい、と小さくガッツポーズ。
- GM
- :次は鳥さんだな。近くにいるのは…タクトと見た。攻撃ー。
- タクト
- :11、と言って回避。
- GM
- :かわされたっ!? 鳥さんのかぎづめの攻撃を、タクトはひらりとかわした。
次はフィス。
- フィス
- :「我が怒りに答えよ、炎の精霊よ!」と大ぶりに松明を振りまわした。
- ミント
- :松明消えそう。(笑)
- フィス
- :ファイアボルト。10。そして打撃は…あ、クリティカル。(笑) 合計、12。
- GM
- :ぐああっ、瀕死っ!?
- フィス
- :「ふっ、獣(けだもの)は、炎に弱いな」
- ミント
- :ってゆーか、魔法に弱い?
- GM
- :次はベルンー。
- ベルン
- :やっと回ってきた。弓で攻撃。
- GM
- :きなさい。
- ベルン
- :あぅ、7…
- GM
- :すかっ。ベルンの弓は天井を打った。
- フィス
- :「意味ねー」
- GM
- :ターン頭ー。ミント。
- ミント
- :「どうしようー、あたふたあたふた」と、ゆー訳で、行動を最後に遅らせます。
- GM
- :じゃ、次はタクトの番。
- タクト
- :攻撃。またおなじ、10。つまり、すかっ。
- GM
- :すかっ。攻撃、あたらないなー。
- タクト
- :魔法使いに任せた!
- GM
- :ではライト。
- ライト
- :ファイアボルトをもう一発。
- GM
- :あいよ。…って待て!これを撃つと精神力がなくなって、気絶するぞ!?(精神力が切れると気絶してしまう)
- ライト
- :いいよ、それもなんか、頼りなくて好き。って訳で、魔力たして、またまた9。(笑)
- GM
- :ああっ、死ぬかー?
- ライト
- :(ころころ)…あ、クリティカル。(ころころ)…あ、もういっちょう…
- GM
- :…燃え尽きたな。(ふ)
- ライト
- :ダメージ出す?(笑)
- GM
- :いらない。死んだ。盛大な炎にまかれて、それこそ、ファイアボールみたいのにうたれて、鳥さんは燃え尽きたよ。
- ライト
- :「よかっ…た…ガクッ」
- GM
- :そしてライトはぱたと倒れた。(笑)
- フィス
- :青春だ。
- GM
- :ある意味、すげぇ。(笑)
- タクト
- :魔法使いが大活躍だったな。
- フィス
- :「ふっ、ライト。オマエの死はムダにはしない」
- ミント
- :「らいとー!」トランスファーするよ。6点あればいいよね。ぴよっ。(トランスファーメンタルパワー。神官の魔法で、自分の精神力を相手にあげる魔法)
- GM
- :ライトの精神力、6点回復。気づいていいよ。
- ライト
- :「死んでないって」
- ベルン
- :「生き返ったわよ」(笑)
- フィス
- :「ふっ、俺が決めるつもりだったのに…」
5.翼を手に…
- GM
- :さて、部屋の真ん中の床にレリーフがある。日記によると、ここに…と、見ると、レリーフには、二人の羽根を持った人が描かれていて、手を天にかざしている。
- ベルン
- :わくわく。
- フィス
- :どきどき。
- GM
- :その手の部分が小さく窪んでいるね。
- ミント
- :「よいしょ」宝石を取り出す。「はめる?」
- フィス
- :「はめれ」
- ミント
- :「かぽ」一個はめてみた。
- GM
- :ぶいいいんという音がして、部屋の中心のそのレリーフが光り出したよ。
- ミント
- :「わおぅ!?」
- GM
- :ところで、中心のそのレリーフの上にいるのは、誰かな?
- ベルン
- :ミントちゃんかしら?
- GM
- :他にはいないの?
- フィス
- :「ふっ、光のるところに僕がいなくては」と行く。(笑)
- ベルン
- :…アタシ、いるかも。
- ミント
- :「もいっこも、はめるよー」かぽ。
- GM
- :ぶいいいんと、光が強くなった。そしてがっこんと、そのレリーフは上昇をはじめたよ。さて、上にいるのは、誰?
- フィス
- :「あぁ、光に照らされる僕は、美しいぃぃぃぃー!」オンステージ気分だから。
- ミント
- :ミントははめたから、上にいるよ。
- ベルン
- :アタシもいるわね多分。
- GM
- :レリーフはゆっくりと上昇していく。あ、ちなみに言っておこう。この部屋に天井は、ある。(笑)
- ベルン
- :レリーフの下は?
- GM
- :ちなみに、下には何もない。
- フィス
- :「おぉ、僕を祝福しているようだ!」判ってない。
- ベルン
- :「フィスちゃん…上、見てごらん」
- フィス
- :「ふっ、天井がせまっているな」
- ベルン
- :ちなみにシーフは受身だか軽業だかで5メートルは余裕で飛び降りられるんだけどね。
- ミント
- :ちなみに、ボクは飛べるよ。(笑)
- フィス
- :よし、ベルンに捕まって降りよう。
- ベルン
- :階段のときと逆パターンね。(笑)
- GM
- :降りるの?
- フィス
- :潰れるんじゃ?
- GM
- :さぁ?
- ベルン
- :「止まれといったら止まらないかしら?」
- ミント
- :「とまれー!」
- GM
- :しーん。
- ミント
- :「とまんないねー」
- ベルン
- :じゃ、宝玉をはずしてみる。
- ミント
- :「よいしょ、よいしょ…」
- GM
- :はずれないねぇ…
- フィス
- :わかった。とりあえず、ウィルをぶつけてみよう。
- GM
- :(おもしろそうだ)
- フィス
- :ウィル発動。「我が危機を救いたまえ!」
- GM
- :ぽん。ウィルが生まれた。
- フィス
- :天井に向かってほおった。
- GM
- :ウィルが天井にあたった。けど、ぴかっと軽く光って、ウィルは天井に吸い込まれていったよ。天井が、波打ってる。
- フィス
- :「ふっ、カラクリが読めた。じっちゃんの名にかけて!」
- ベルン
- :「は?」
- ライト
- :「おめぇのじっちゃんは何者だ!?」
- フィス
- :「ひ・み・つ♪」そして、ウィンク。(笑) 「ふっ、このままいけそうだな。ベルン」
- GM
- :ところで、タクトとライトは乗るの?レリーフはあがってっちゃうぞ。
- ライト
- :ふと我に返って、「俺も乗る〜。タクト行くぞ!」
- タクト
- :「お…?」
- ベルン
- :じゃ、引っ張ろう。
- GM
- :がし、とライトはタクトの剣をひっつかんで、ベルンと一緒に引っ張り上げた。
- フィス
- :重量オーバーで止まったらウケる。とおもいつつ引っ張る。
- GM
- :やがて、レリーフは天井に吸い込まれていく。
違和感を君らは感じるけど、吸い込まれて行くと、その先は真っ暗な空間だ。
- ベルン
- :何も見えないの?
- GM
- :空間の中で、君らはお互いを認識できるけど、景色は見えない。
- フィス
- :あれー?ウィルは?
- GM
- :上の方で、ウィルが光ってる。
- ベルン
- :ホタルの光は?
- ライト
- :窓の雪は?
- GM
- :ミントかよ。(笑) 光ってるよ。真っ暗だけど、そこに場所がないというイメージだ。レリーフは上昇をゆっくりと続けている。
- ベルン
- :イメージわかない…
- GM
- :宇宙みたいなもんだね。遠くで星が光るように、ウィルが光っている。ミントも光っているけど、その光は、別に君らを照らしている訳ではないけど、お互いの姿ははっきり見えるというところだ。
- ベルン
- :「何? なんなのここは?」視界が利かないので不安。
- GM
- :やがて、上の方に、黄金に光るものが見えてくるよ。レリーフはそこへ向かって登っていく。
- ベルン
- :「お宝!?」
- フィス
- :「宝か?」
- タクト
- :「やっと、宝かー!」
- GM
- :残念、お宝ではなく、光のトンネルだね。レリーフに対して、取り囲むようにしてそれは黄金に光ってる。よく見ると、それは文字みたいなものだ。例の象形文字だね。
- タクト
- :どうなってるんだ?
- GM
- :ウィルが君らの先をぴよぴよ上昇している。君らはきっと、それを追うように見上げているんだろうな。
やがて、その黄金の象形文字の空間を抜けると、レリーフはゆっくりと停止したよ。ウィルが、ちょうど君らの目の前で停まっている。終点のようだね。
- ベルン
- :お宝はある?
- フィス
- :それが重要。
- GM
- :ウィルがぴよぴよ、漂って遠くに進んでいく…その先に、石の台座がある。
- ベルン
- :そこまではどう行けばいいのかしら。
- フィス
- :「何が見える? ベルン」
- GM
- :いや、みんな見えるよ。
- ベルン
- :「石の台座ね。見えるでしょ」
- フィス
- :明るいの?暗いかと思っていたよ。
- GM
- :うーんと、宇宙空間で月は見えるだろう。背景色が、黒という感じなのかな?見えることは、見えるんだよ。
- ミント
- :石の台座の上はー?台座なら、なんかのっかてるんでしょ?
- フィス
- :そうね。
- GM
- :石の台座の上には、黄金の聖杯が置かれている。
- ベルン
- :きらーん。目が光った。(笑)
- GM
- :そしてついでに、その上には高さが30cmくらいの、たまごが置かれている。
- ベルン
- :でかい卵。
- ミント
- :「いってみよーよ」ぱたぱた。
- ベルン
- :飛ばないと行けないのね。
- GM
- :さて、どうかな?
- ベルン
- :道は続いてるの?
- GM
- :道はないけど…レリーフ以外は、石の台座しか存在しない。足下もまっくらだけど、石の台座はしっかりと何かの上に立っている
- ベルン
- :ちょっとジャンプしてみる。
- GM
- :出来るよ。ぴょんぴょん。
- ベルン
- :不自然に浮いたりはしない?
- GM
- :しないよ。別に。
- ベルン
- :残念。飛べたら嬉しかったのに。
- ミント
- :台座のところについた? 調べる。あ…戻る。「…持てない」
- GM
- :30cmのたまごがのっかる黄金の聖杯を、持てるわけないね。
- フィス
- :「他になにかないのか?」
- ミント
- :「何かって、なぁに?」
- タクト
- :レリーフから、そっと足を出してみる。
- GM
- :何かに支えられる感じがするね。その高さから、足は落ちない。
- タクト
- :歩けそう?
- GM
- :あるけそう。
- ライト
- :では、貧乏なタクトに行ってもらおう。
- ミント
- :じゃー、ついてく。
- ライト
- :歩けるんだ。驚き。
- フィス
- :良くあることさ。
- ベルン
- :そうなの?
- フィス
- :しらない。ボグワーツあたりでは?
- GM
- :(ハリーかよ)
- タクト
- :じゃ、聖杯を手に…
- GM
- :と、タクトがそれを持ち上げた瞬間、その黒色の空間が光とともに弾け飛んだ。
- ベルン
- :罠っ!?
- GM
- :溢れ出た光の奔流に飲み込まれて…気がつくと、音が聞こえる。
- フィス
- :何の音?
- GM
- :鳥の鳴き声とか、風のざわめきとか…
- ミント
- :おや?
- GM
- :光が弾けて気がつくと、君らは遺跡の入口のところに立っていた。
- フィス
- :…はえー、展開だ。
- GM
- :丁度、入口だったところにタクトとミントがいる。君らはレリーフの位置だから、ちょっと離れたままだね。
- ベルン
- :お…お宝は?
- GM
- :黄金の聖杯と、そしてその上の卵は、ちゃんとタクトの手の中にあるよ。
展開に君らが言葉をなくして立ちつくしているところに、緑の森の中から、鳥の鳴き声が静かに聞こえてくる…
- ミント
- :「お宝、げーっと!!」
- フィス
- :虫が叫んでるぞ。
- ミント
- :虫じゃないよー。