studio Odyssey



Wing of the Flyer

 rel : 2001.08.13

襲った影の正体

GM
:さて、前回の冒険を覚えている人ー。
ベルン
:たしか、アタシの部屋に夜這いが…(笑)
GM
:違う。
フィス
:ミュートで、終わったんだ。お笑い路線をまっしぐら。
GM
:あながち、ハズレでもない…
 聖杯と卵を手に入れた君らは、それを売りさばこうとするが、欲を出して、宿に持ち帰った。その夜、君らのところに賊が押し入る。
 ベルンのところに押し入った賊はなんとか捕まえたものの、フィスはひとり。捕まってしまう。
 騒ぎにフィスがでてこないのに気づいたタクトはフィスの部屋に行くが、もぬけの殻。
 ベルンとライトは捕まえた奴らを尋問しようかと考えたが…ベルンが「眠いわ」といって、すまきのまま放置の刑を執行。ライトは、一晩、見張り役とされる。
 そのころ、フィス、
 目が覚めると、知らないところに!? そして謎の声がフィスに言う。「お前は、取引のための人質だ」敵は勝ち誇って、高らかに笑おうとするが…
フィス
:「ミュート!」
GM
:でも、そのあとすぐにスリープで眠らされる、フィス。アーメン。
フィス
:ちーん!
GM
:ってわけで、今回だ。
タクト
:あらすじだけ聞くと、なんの話だって感じがするね。(笑)
GM
:さて、それともう一つ。今日はフィスは人質にされているから出番がないんだけど、ライトのプレイヤーが後半になるまで来ないから、前半はフィスのプレイヤーにライトをやってもらうね。
ライト
:(フィスのプレイヤー)ふふっ、メチャクチャ喋ってやろーかなー。(笑)
ベルン
:何かがあって、吹っ切れたのね。(笑)
タクト
:寝不足でハイテンションとか。(笑)

1.襲った影の正体

GM
:では、ところでタクトは、ところでフィスの部屋に行って、フィスがいないと知ったあと、どうしたのかな?
タクト
:え? ああー、みんなに知らせるよ。「大変だ!」とか言って。
GM
:じゅあ、時計をすこし戻そう。そのシーンだ。
 さて、じゃあ、ベルンが部屋に入ったのと行き違いに、ライトのところにタクトがくる。「大変だ」とか言って。
タクト
:「フィスがいないぞ!」
GM
:ベルンもさすがに、声は聞こえるだろう。部屋の前だしね。
ベルン
:「夢遊病とかでフラフラしてんじゃないの?」と廊下に向かって。
タクト
:(笑)
GM
:心配されない、フィス。(笑)
ライト
:「アイツはそんなヤツじゃないぞ!」
GM
:どうした、ライト!?(今日のライトはフィスのプレイヤー)
タクト
:「夢遊病って…そんなことはないでしょ。部屋には鍵がかかっていたんだから」
ライト
:「おぅ!?」
GM
:ドアは鍵がかかっていたよ。
ベルン
:「まほーつかいは変な人が多いじゃない」
タクト
:(笑)
ライト
:「おぅ!」
GM
:キャラ、変だよ。(笑)
ライト
:前回から、お笑い路線なじゃないの?
GM
:違う!
タクト
:「ま、確かにフィスは変だけど…」
ベルン
:「でしょ」
GM
:ちなみに、タクトは窓が開いていたことを知っている。
タクト
:「とにかく、連れ去られたと考えるのが妥当じゃないのかな?」
ライト
:「おぅ」
GM
:ところで、お縄にかかった奴らが君らをみているけど。
タクト
:そうか、居たね、そういえば…
GM
:忘れていると思ったよ。
ライト
:「おうぉう。ガンつけるたぁ、いい度胸じゃねーか!」
タクト
:じゃ、尋問開始。
GM
:ロープの端は、ライトが持ってる。
タクト
:「ききたいことがある」
GM
:「は、はぃー」ライトが怖い。
ライト
:今日は、人が違うようなライトだ。(笑)
GM
:おいしいなぁ。(笑)
タクト
:「なぜ、僕たちを襲った」
GM
:「いや、えーと、そのー…」
ライト
:「言え!」ロープを締める。
GM
:「ぐはっ!! い、依頼をうけたんですぅ」
ライト
:「ほぉー、ダレに?」
タクト
:「答えなければ剣のさびにするから、全部しゃべってくれ」
GM
:「いえ、錆は…」今日はみんな、キャラが違うー。
タクト
:そうか?いつもといっしょだよ。
ライト
:ライトはライトだよ。(笑)
GM
:「依頼人のことは、しゃべらないという約束で…」
タクト
:「ふ〜ん…」
ライト
:「タクト、さびになりたいらしいぜ?」
タクト
:剣を抜こうかな。
ライト
:「よしっ!1人ヤルか。そうすれば、残りが話すだろ」
GM
:「ぐはっ!?」
タクト
:なんか、ライトが…(笑)
ライト
:輝いているでしょう?
GM
:まぁ。(苦笑)
タクト
:「さて、答えてくれ」キラン!「誰に頼まれた?」
ライト
:「っていうか、足をさせ。次は腕だ」
GM
:「く、くわしくは知らないっ。本当だ」
ライト
:「ウソはよくないぞ」
GM
:「だいたい、俺たちの計画は失敗したんだ。たまごを盗めなかったんだからな!!」
タクト
:「知ってることを全部話せと言わなかったか?」
ライト
:「早く話さないと傷みが増すし、死が近くなる」
GM
:「だいたい、俺たちはおまえらが何を言っているのか、さっぱりだ!」
タクト
:「は?」
ライト
:「っていか、こっちはオマエらがさっぱりだ」
GM
:「さっぱりなのは、こっちの方だ! お、俺たちは、おまえらが持ってる、たまごを持ってきてくれって頼まれただけだっ!」
タクト
:「最初からそう言え!」
ライト
:「そうだ!」
GM
:「刺さないでー!」
ライト
:グサッ!? うそうそ。
タクト
:「つまり、卵を盗んで来い、と言われたんだな?」
GM
:「そ、そうだ。ただ、それだけだ。で、たまごはこの女が持ってるって話で、ここに来たってだけだ」
ライト
:「だけだって…アホ?」
ベルン
:がちゃっと部屋から出てきて「どうしてアタシが持ってるってわかったの?」
タクト
:「そうだな、なんでだ?」
GM
:「依頼人が、そういったからだ。魔法かなんかで調べたんだろうが、詳しくはしらん。俺たちは被害者だー」
ベルン
:「被害者はアタシよ」
ライト
:「むぅー、加害者が被害者ヅラをしている」
タクト
:「(怒)」
GM
:「刺さないでー!?」
タクト
:キラン! 「依頼人の詳しいことを話てもらおうか?」低い声で。
GM
:「い、依頼人は…」ごにょごにょ。
ライト
:「(依頼人に対する)裏切りか、死か。だな」
タクト
:「依頼人は…?」さらに低く。
GM
:「お、女だ、女。酒場で、声をかけられたんだ。こいつが」と、仲間内で。
タクト
:「どんな女だった」
GM
:「俺じゃない、こっちだ」「おまえだろう」「おまえが鼻の下を伸ばしていたんじゃねーか」「なにおぅ!?」
タクト
:「いいから話せ…」
ベルン
:「どんな女だったの?」険悪な声。
ライト
:「どっかで聞いたような会話を」
GM
:「おまえが先に死ね」「おまえが死ねっ!!
ライト
:「っていって居るヤツから殺す」
タクト
:「早くしろ…」
GM
:「黒髪の長い女だ。名前もしらん」
ベルン
:「種族その他は?」
GM
:「美人の、人間だ。で、伝説の遺跡の在処と引き替えにって話で依頼を受けたんだ」
タクト
:なんかさ、前の神殿の人じゃないのかな?
ベルン
:アタシはあってないけどね。
GM
:「ちくしょぅ。ドワーフ女をおそうより、あっち襲った方がてっとりばやかったぜ」
ライト
:記憶にない。
GM
:ライトは遺跡で本をぶつけられたけど。
ライト
:思い出した。(笑) 「確かに選択を間違えたな」
タクト
:「あとは何かないのか?」
ベルン
:とりあえず、神殿の女の特徴をいってみて、当てはまるかどうか試したら?
タクト
:そうですね、特徴…えーと、どんな人でしたっけ?GM。
GM
:めがねをしているとか。長い黒髪だったとか。寝ていたとか。本を投げたとか。あと、なんか特徴を言った記憶がない。
タクト
:じゃ、ぼくが気が付いた特徴を言ってみよう
GM
:タクトが特徴を言うと、「ああ、そんな女だった。畜生、奴、こっちのことはバレねぇとか言ったくせに」とか言ってる。
タクト
:「そうか…さて、こいつらどうするか?」
GM
:「だから、下手な話にのるんじゃねぇって言ったろう」「おまえが乗ったんだろう」「なにおぅ」ロープで縛られているから、殴ったりできないー。
ベルン
:朝になったら官憲に引渡しといてもらえばいいんじゃない?
タクト
:そうですね
ライト
:「おぅ!」
GM
:正義の神殿の人に渡すのが、この世界では、そういう意味合いだね。
タクト
:「そういうことだ」とそいつらに言おう。
GM
:がっくりとうなだれている。
ベルン
:「婦女暴行に強盗傷害。全部未遂だけど罪状は充分よね」
ライト
:「婦女に暴行されたのではなく?」
ベルン
:「アタシだってぶたれそうになったもの」
ライト
:「ぶたれる前にぶったくせに…」
GM
:過剰防衛。

 正義の神殿とは、Wofシリーズにおいて、『正義と秩序の神』を信仰している人たちの神殿です。
 この信者たちはいわゆる治安部隊のような役目を担っており、犯罪者を捕まえたりをしています。
 つまりは、悪いことをした人を、交番に突き出すというような意味合いですね。

GM
:さて、それでみんなはどうするのかな?
タクト
:じゃ、朝になったら神殿、どこのだったっけ?に行く?
GM
:正義の神殿に引き渡しに?それとも、古の神殿の容疑者に?
ライト
:両方?
ベルン
:「容疑者は今から行ってもいいんじゃない?」
タクト
:「そうか、そうですね」
GM
:「おい」と、男が言うよ。
タクト
:「なんだ?」(機嫌悪く)
GM
:「縄をほどく条件で、いいことを教えてやるさ」
タクト
:「ほ〜」
ベルン
:「じゃあアナタの右腕一本と引き換えで教えてもらおうかしら?」
GM
:「ちょっと待ってくれ!?」
ライト
:「えー、待つのきらいー」
タクト
:(笑)
GM
:切るのかっ!?
タクト
:切らないよ。
ライト
:さぁ?(笑)
ベルン
:アタシの武器ってピックだから、切らないけど潰れるわね。
GM
:「女との約束だ。成功したら、落ち合う場所を決めてあった」
タクト
:えーと、「話したらといてやろう」と言おう。放さないけど。
GM
:話した話した。「女と、たまごを手に入れたら、町はずれて落ち合う約束だったんだ。女がいるかは、わからんがな。今頃は、もうトンズラこいてるかもしれねぇ」
ベルン
:「じゃ、さっそく行きましょうか」
タクト
:「そうか、ありがとう。行きましょうか」ちゃんと装備してからね。鎧とか。
GM
:ほどかないの!?
ライト
:自分でやれ。
タクト
:ライトが違う人だ。(笑)

2.翼の遺跡の翼

GM
:さて、外に出ると、まだ夜だよ。
 熱帯地方だから、暖かい。夏だね。
 さて、町はずれ。森に近くて、夜風に木々がざわめいている。ちょっと休憩するみたいな場所があって、丸太がある。人影は今のところ、ないよ。
ベルン
:暗くても平気なのできょろきょろとあたりを警戒。
GM
:じゃ、ベルンは気づく。丸太の上に動くものがある。いる?
タクト
:なんでしょう?
ライト
:フィス?
ベルン
:女?
:「うぐぅ、おなかいたぁい」
タクト
:こいつか…
:「かわさばぁ」
ベルン
:そろそろ来るかなぁとは思ったのよね。
ライト
:あぁ、ミントか…
タクト
:やはりこいつが黒幕。(笑)
ライト
:ついにヤレる?
GM
:みんなは隠れているのかな?
タクト
:さて、どうしましょうか? 隠れてる? それとも堂々と待ってますか?
ベルン
:アレをほっといたら、黒幕が出てきそうな気もするのよね。
GM
:さて、ミント。ふらふら飛び上がって、「うぐぅー、キュアしようかなぁー」とふらふら飛んでる。
ミント
:あ、3レベルになったから、キュア・ウーンズ(体内の毒を消し去る魔法。二日酔いも腹痛も治る便利魔法)が使えるんだ。
タクト
:あのさ、こいつさ、あの女性に見つかったらつかまるんじゃないのか?(笑)
ベルン
:そうね。
タクト
:研究材料、とかいって。(笑)
GM
:ミントだけど、森のほうに飛んでいこうとして、ぺち。とまた落ちた。
ミント
:「おなかがいたぁぃ」
ライト
:カワサバだ。(笑)
GM
:ちなみに、ミントのことはみんな気にしてみているのかな?
ベルン
:まあ、とりあえず拾ってあげようかなって、見てる。
GM
:じゃ、ベルンはレンジャーと知力でさいころかな。
タクト
:お?なんか出てきたのかな
ベルン
:(ころころ)14。
GM
:じゃ、気づく。ミントがぽて、と落ちた森の奥に、人影がある。
タクト
:出てきたか…
GM
:向こうはまだ、気づいていないようだ。君らは隠れていたとしようね。
タクト
:ミント、ピンチ!(笑)
ベルン
:距離は?人影までの。
GM
:結構あるね。ミントは気づいていない。相手がミントに気づいているかは、わからない。
ベルン
:どうしようか?
タクト
:魔法で、なんかないかな?って、気づかれるか、つかったら。
ライト
:よし!シェイドで攻撃。って、できねー。(暗闇の精霊をぶつけて、精神にダメージをあたえる魔法。ウィルオー・ウィスプの対抗呪文)
GM
:ライトはシャーマンLv1だからね。フィスとは違う。そのかわり、ソーサラーLv2まで使えるよ。
ライト
:ソーサラの魔法なんて知りません。(精霊魔法と、古代語魔法の違い)
タクト
:もう少し近づくの待とうかな。
GM
:ミントまでの距離は10m。女までは、その倍だね。
ライト
:やっぱし、男は拳で勝負だよ。
ベルン
:とりあえず、女がミントに近づいたら魔法が届くのね。
タクト
:カメレオンとかで近づけないかな?(姿を背景に紛れ込ませる魔法)
ベルン
:ウインドボイスでミントちゃんにこっち来るように呼ぶってのはどう?
ミント
:「うぐぅ、おなかいたぁい。キュアしようかなぁ」ぼそぼそと。
タクト
:あー、どうしようかな?
ベルン
:じゃあ、ミントちゃんにウインドボイスで伝言して、目立つようにこっちにきてもらう。で、女が動いたら、殴りに行く。
ベルン
:動かなければまた別の手を考えましょ。
タクト
:じゃ、それでいきましょう。
GM
:よし。では、そうするのかね。
タクト
:ライトおねがい。
ライト
:うぃ。「ウィンドボイス!」
GM
:ぴよ。発動した。はなせるよ。

 ウィンドボイスは遠く離れた場所の1点に音を運ぶことの出来る魔法。ライトたちのいる場所の音を、ミントの耳元に届けることによって、トランシーバーのように会話が出来る。

ライト
:「目立て」
ミント
:いきなり言われたら、びっくりする。どきっ!?
ライト
:「目立て、飛び跳ねろ」
ミント
:「なっ、なに?ライト?」
ライト
:「ふっふっふっ、俺がダレかなんてどーでもいい。目立て」
GM
:声しか届いてないからね。
ミント
:「ら、ライトじゃない…おなかがいたくて、幻聴!?」
ライト
:「死にたくなかったら、目立つんだ」
タクト
:(笑)
ミント
:「ライトの声で、フィスの性格!? サイテー」
ライト
:しるかー。普段喋らんから、ライトの性格なんかよく判らん。
タクト
:そこまで言う。(笑)
ミント
:「何で目立たなくちゃいけないんだよぅ」
ライト
:「お腹が痛いのは呪いだ。目立てば、解いてやろー」
ミント
:「フ、フィスの!? やりそう…」
ライト
:暗黒魔法?(笑)
ミント
:しょうがない。よいしょ。と立ち上がって、ぴよぴよ、飛ぶ。「目立つって、何すればいいんだろう」
ライト
:「踊れ、踊るんだぁ〜…」
GM
:じゃ、ぴよぴよ飛んでいるミントに女も気づいたようだ。がさっと、草むらが揺れた。
タクト
:チャンス。こっちに来てもらおう。
ライト
:ミントに?
ミント
:「目立つ、目立つ」考えてる。「あ、目立つの、あった」
タクト
:いいから、こっちに近づいてもらう。
ライト
:「よし、声のするほうに来い」
GM
:「声…?」って、どこにとばしているんだ?空間の一点になんだけども。
ライト
:「ふっふっふっふっふっふっ…。ふはははっははあはっははははー」と意味なく高笑い。
タクト
:方向を言うのだ、ライト。
ミント
:「こわいっ!!」じゃ、目立つよー。目立つの、あったから。ものすごーく、目立つけども、よい?
ライト
:いいよ。で、方向って、どっちって言えばいいの?
タクト
:どっち?
ベルン
:町のほうっていうとあってると思うよ。
GM
:それで通じるね。
ライト
:「よし、目立ちながら、町のほうへ向かうのだ」
ミント
:「じゃー、町の方向だね」と。じゃ、魔法。「ほーりーらいとー!」ぴかかかっ!!
タクト
:あほー!!(笑)

 ミントが使ったのは神聖魔法、ホーリーライト。
 手のひらから強烈な光を発し、アンデッドにダメージを与えられる。他、アンデッドでないものに関しては、目くらましにも使えるという光の魔法だ。
 当然その光は…

ライト
:「あぁ!? 目がー…目がぁぁぁあああー!!」なんちって。
GM
:さて、君らは、目くらましを食らうかどうかだね。
ベルン
:抵抗判定ね。
タクト
:抵抗しろと。(笑)
ミント
:光の強さ〜。(ころころ) 低いや。9。9以上は効果なしね。
ライト
:(ころころ)12。
タクト
:(ころころ)あぶねー、10。
ベルン
:(ころころ)抵抗値とあわせて12。
GM
:じゃ、みんなとっさに目を閉じた。
ミント
:惜しい。(笑)
ライト
:「眩しいじゃないか。阿呆がぁぁぁぁぁぁあああああああああーーーー」瞼が明るいのを感じながら言う。
ミント
:「目立てっていったじゃないかぁー!」
GM
:じゃ、その光に気づいて、森の奥にいた女が飛び出してくるよ。女は「ミニチュアフェザー!?」と叫んでいる。ミントに飛びかかって、捕まえようとするね。
ミント
:「おおぅ!?」
ベルン
:じゃあこっちも出て行って女を殴るわね。
ライト
:でた。全てを暴力で解決する女。
タクト
:つかまえよう。
GM
:戦闘と同様に処理するよ。ミントはホーリーライトでこのターンは終わり。
タクト
:じゃ、僕か?
GM
:タクトの方が速いね。ちなみに、女の敏捷度は13。
タクト
:どうしよう…とりあえず、みねうち?捕まえるにはどうすればいいのかな?
ライト
:足を切りおとす。
ベルン
:刃のついた武器って、手加減できないと思った。
タクト
:なるべくなら女性は傷つけたくない。
ライト
:抱きしめて、さばおり。
ミント
:ライトが変だー。(笑)
GM
:捕まえるなら、-4ペナで、回避を上回ればいいよ。
タクト
:取り押さえる修正が-4かい。
GM
:(ころころ…あ、目がいい)
タクト
:(ころころ)10だ、-4はつらい。
GM
:じゃあ、タクトが飛び出してきて、女を捕まえようとする。けども、「きゃあああっ!?」と、かわされた。「なっ、なにごと!?」
ミント
:「そりゃー、こっちの台詞だー!?」
GM
:次は、ライトだね。
ライト
:スネア。(転ばせる魔法)2Dで5。修正で、10。
GM
:(ころころ…うあっ、低い)転んだ。
タクト
:じゃ、ベルンさんよろしく。
GM
:突然現れた君らに驚いて振り返って、彼女は走っていたのも手伝って、すっころんだ。ベルンと同時だね。立とうとするよ、彼女は。
ベルン
:じゃあ手加減攻撃でピックで殴る。(ころころ)8。
フィス
:死亡?
GM
:当たった。転んでるからなぁ。
ベルン
:(ころころ)7点ダメージ。
GM
:「痛いっ!?」
タクト
:さて、どうなったかな?
GM
:死なないけど、痛いから、戦意は消失。「なっ、何をするんですかっ」
タクト
:「それは、こっちの台詞だ」
GM
:「殴られる覚えはないですよっ!?」
ライト
:明かりの魔法。しらないけど、あるべ。ソーサラー
GM
:ライトって魔法があるよ。
ライト
:ライトが「ライトー」
GM
:ぴかっと、杖の先に光がついた。
タクト
:って、見覚えある?
ベルン
:そうそう。この人、例の神官の女なの?
GM
:そうだよ。明かりでわかる。女は頭にたんこぶがぷくーっと出来ている。さすっているね。
タクト
:「なんで、あんなことをしたんですか?」と聞こうかな。
GM
:「な、なんの話ですかっ」
ミント
:ぱたぱた。「このひと、だーれさん?」
ベルン
:「さあ? とりあえず、今のところ敵ね」
ライト
:「遺跡管理組合の奴だ。黒幕だな」
タクト
:たまごを出して言う。「この卵を、奪おうとしたことです」
GM
:「な、なんの話だか、わたしにはさっぱりです」
ライト
:ベルンとミントとついでに女に説明。かくかくしかじか。
ベルン
:「あんたの雇った、たちの悪い2人組がゲロしたのよ?」
GM
:「ゲロ…」
タクト
:「とりあえず、襲われたんです。僕たちは。あなたに依頼されたという野党に」
GM
:「ちっ、つかえねー」小声。「ごっ、誤解ですよー。私は、ただ、たまごの件について、お話したかったので、呼び出しを頼んだだけで」
タクト
:「は?」
GM
:「そんな、面倒なら奪ってこいなんて、ひとこともー」
ベルン
:「言ったのね?」
GM
:「何の話ですか?」
タクト
:この人、天然?
GM
:「でっ、でも、ちょうどよかったです。はい。たまごのことで、新しいことが、わかったんですよ」
タクト
:話変えてるよ、この人。
GM
:「その卵は、今は化石の形をしていますけど、ちゃんと孵ります」
タクト
:え〜、孵るの〜。
ベルン
:「短期間で、よくわかったものね」
GM
:「気になって、文献を調べ尽くしたんです。その卵は、もともと、そういう物なんです」
タクト
:「は?孵化するんですか?」
GM
:「します。ちゃんとした方法をとれば、ちゃんとしたものが孵ります」
ベルン
:「で、そこまで調べた挙句に、ごろつき雇って寝込みを襲わせるんだ」
GM
:「それは、とても危険な物なんです。遺跡管理組合としては、それをあなたたちに持っていられては、危険すぎると判断したんです」
タクト
:「とにかく、くわしくこれについて教えてください」
GM
:「卵は、アローネの川の源流の聖水を聖杯にとって、その中に卵をおさめると、正しく孵ります。生まれてくるのは、神の国へと飛ぶ翼を持つ、鳥です」
タクト
:「神の国?」
GM
:「天国とか、天界とか、精霊界とか、言い方は様々ですが、その鳥を作った古代人の言葉で言えば、神の国です」
ベルン
:「アンタの神様のいる場所とは違うの?」
GM
:「当然、私たちの神様もそこにいらっしゃいます。そこに、生きたままの人間が自由に行き来できるということが、どれだけのことか、わかりますよね?もしも、このたまごが悪人の手に渡って正しく孵化したとしたら…」
ミント
:あっと、気づく。「あり?そういえば、フィスはー?」
タクト
:「なるほど…って、そうだ!フィス、仲間をどこにやったんですか?」
GM
:「はい?」
タクト
:「あなたが連れて行ったんじゃないんですか?」って、わかってるけど。
GM
:「はい?」って、その通りだけども。
タクト
:一応は聞かないと。(笑)
ミント
:「フィスも、カワサバに当たったかー」けらけら。
タクト
:フィスは悪いやつにさらわれた。(棒読み)
ベルン
:これから助けに行かなければ。(棒読み)
ミント
:なんてことっ!?フィスー。愛していたのにー。(棒読み)
タクト
:でも、どこにいるんだ?

3.フィス、脱出

 ライトのプレイヤーが合流し、フィスプレイヤーのライトはここで終了。
 早速と、GMはフィスに…

GM
:さて、ではフィス。
 君は突然魔法を解かれて、起こされるよ。場所は相も変わらずに、地下牢のようなところだ。
フィス
:この美しい僕に何をさせようと言うんだ。
GM
:男が言うね。「フィス君といったかね。では、君にみんなへの手紙を書いてもらおう。私は、君らと取引がしたいのだよ。音便にね」
フィス
:助けろ。ウソ、美しい僕を美しく助けて…
GM
:さて、ではそんな手紙が、一夜明けた宿屋に届くよ。
 結局昨晩は乱闘したり、捕り物したりして、夜中過ぎに君らは酒場兼宿屋に戻ってきたんだけど、まぁ、多少はフィスの安否を気遣いつつも、爆睡したと言うわけだ。
ベルン
:「ああ、心配だわ」(棒読み)
フィス
:気遣ってないじゃん。(笑)
ミント
:あ、ちなみにボクも心配だから、みんなについてくよ。ライトの鞄の中にでも入ってこう。
ライト
:(いつものライトのプレイヤー)「やだ」
ミント
:って、もう入っちゃったもんねー。
GM
:では、朝、目覚めて君らが朝食をとっていると、いつものウェイトレスさんが手紙を持ってきてくれる。「あの、これ…」
ベルン
:ま、受け取って読みましょ。
GM
:手紙には、「君らの仲間の命と、君らのもってるモノを交換だ」というようなことが書かれている。
タクト
:「なんだと!」
GM
:さて、フィスは捕まっているわけだけど、ただ捕まっているだけというのは、しゃくだろう。
フィス
:いや、別に。
GM
:何っ!?
フィス
:ダメ?(笑)
GM
:いや、いいけど…(イベント考えていたんだけどな) まぁ、じゃあ、酒場の面子。朝、君らは手紙を目にしたよ。
タクト
:「どうする?」と、手紙を見ながら。
ベルン
:「ほっとくってのも手よね」
タクト
:そうだな。(笑) でも、このキャラはそんなことは言わないだろうね…
ミント
:「ほっとくー」
フィス
:殺す!
タクト
:さて、GM。あと何かかいてないの? 引渡し場所とか時間とか。
GM
:あるよ。
タクト
:なんて書いてあるの?
GM
:引き渡しの時間は、今夜0時だ。場所は村からしばらくいったところにある、遺跡だね。遺跡は村の近くにあるから、トレジャーハンターも寄りつかない、だいぶん古びた遺跡だよ。
ベルン
:その遺跡まではどのくらいの時間がかかるの?
GM
:夜の10時に出て、間に合う距離だ。
タクト
:う〜ん、どうするか?このキャラなら「助けよう」とか言うのだろうな。
ベルン
:てゆうか、積極的に助けようと思うのかしらね?(笑)
フィス
:おい…(笑)
GM
:フィス。まぁ、君は手紙を書くために起こされて、そこからスリープはかけられてない。何かしたいことがあったら、言って。酒場のみんなの会話を聞きながら。(笑)
ミント
:「助ける必要、ナシ!」
ベルン
:うん、フィスちゃんには悪いけど、もしアタシが捕まっても、あんまり助けてくれようと思わないと思うのよねぇ。(笑)
フィス
:そんな事はないぞ。(笑)
 GM、とりあえず、脱出可能か、牢を調べる。
タクト
:信用してない。(笑)
GM
:牢屋をぐるーりと見回すと、上の方に明かり取りの穴があるのに気づくよ。
フィス
:人が通れそうか調べられる?
GM
:なんとか。ただ、高いところにあるのが問題。
フィス
:うーん、見張りとかはいる?
GM
:見張りはいない。牢屋と言っているけど、格子じゃなくて、ドアなんだよ。それで、狭い部屋。
フィス
:明り取りがあるって事は明るいの?
GM
:明るいとわかるね。朝だもの。
フィス
:ドアを破壊する。破壊衝動が強いね、最近の自分。
ミント
:フィス、脱出作戦。(笑)
GM
:さて、酒場の面子。ミントがリュックの隙間から頭を出して、その手紙を見て言うよ。
ミント
:「その遺跡、知ってるー」
タクト
:「どこだい?」
ミント
:「うーん…昔は、そこもボクたちの秘宝があるっていう遺跡だったんだけど…今はもう、みんなに荒らされちゃったあとなんだよねー。近くだよ」
タクト
:「行ってあげても、罰はあたらないかな…」
フィス
:待てん。ドアを壊す!
GM
:ドアを壊すの?
フィス
:壊したい、破壊だ。破壊!
GM
:ドアの向こうに、見張りはいるかもしれないけど。
フィス
:ドアは木製?
GM
:だね。
フィス
:うむ。ウィルを2発たたき込む。
GM
:ウィルx2、発動。
フィス
:1個はドアへ。1個は待機。
GM
:一応ふって。発動したかどうか。
フィス
:(ころころ)2つとも発動。
GM
:1つはドアへ。ダメージを出して。
フィス
:そして、6。
GM
:弱い。ばこ。ドアは壊れなかったよ。
フィス
:しくしく…。
GM
:酒場の面子。
ミント
:「で、どーするのー?遺跡に行くなら、ボク、まだ残ってるかもしれない秘宝探したいなぁ」
タクト
:「そうだな…案内してくれ、ミント」
ミント
:「いいよー」
タクト
:でも、時間はどうしようかな?みんなはどうする?」
ベルン
:遺跡に「行くんなら早く行ったほうが良いわね。下見もしたいし」
ミント
:「遺跡、いくの?」
タクト
:「行こう」
ベルン
:「気は進まないわね。ライトちゃんはどうなの?」
ライト
:「行きますよ…一応、ぶつぶつ…」
フィス
:おう?(笑)
GM
:キャラちがーう!
ライト
:ちょっと懐かしい。(笑)
フィス
:あ、ところでドア、壊れなかったんなら、これで見張りがいるかどうか判るね?音がすれば見に来るでしょう?
GM
:「こら!うるせーぞ!飯食わせねぇぞ!」という声が聞こえてくる。
フィス
:うむ、さらにウィルを出す。また9だ。先のほう、当てるよ。
GM
:がんばれ、フィス。
フィス
:(ころころ)10。クリットー。うぉ!? また9だ。
GM
:それは…壊れた。ドア。
フィス
:おしっ!かかって来やがれ、下っ端どもが!
GM
:かかってくるよ。下っ端どもが。吹っ飛んだ扉の向こうにいた男2人、奥にいた女がはっとして「なんだっ!?」「逃がすな、やっちまえ!!」
フィス
:くるなぁー。(T-T)
GM
:来いっていったじゃないか。でもフィスの方が速いね。フィスから。
フィス
:破壊されたドアから出る煙の中から笑い声。「ふははっはははははははー!美しい!」と言って、ウィルを飛ばす。一番近いやつに。
GM
:男Aとしよう。じゃ、さいころ。
フィス
:魔力足して、14。
GM
:それは効く。
フィス
:(ころころ)おぉ! また10だ!クリット。合計、15打撃。
GM
:15打撃!?いてぇ。かなりいてぇ。
フィス
:倒せないんだ…
GM
:近くにいた男はふらふら〜。
フィス
:煙の中に隠れる。
GM
:「てめぇ!なめたまねを!!」と、男B。でも、奥の女の方がはやいー。
フィス
:キャー。
GM
:「スリープ」と。
フィス
:12。
GM
:あっ、惜しいところで効かない!?
フィス
:ラッキー。意識が飛びそうになったが、こらえた。
GM
:男Bの攻撃。
フィス
:しくしく。攻撃技能がありません…6です。
GM
:それは当たる。
フィス
:おぉ!6点止める。
GM
:2点のダメージを受けた。
フィス
:ぐはー。「ふっ、目が覚めたぜ、べいべー」

 フィス対、敵3人の乱闘が始まる。
 第2ターン。フィスは男Aにコンフュージョンをかけて混乱させて戦意を消失させる。が、女はこれを受けて、フィスの魔法を封じようとミュート。だがさいころの目が爆発中のフィスは簡単にこれに堪える。(フィス「美しい」GM「何でだ!?」)男Bが攻撃するが、これもさいころ爆発でわずかに1のダメージを受けるだけ。
 第3ターン。女の魔法を止めようと、ミュート。しかし効かない。反撃に、スリープを打たれるが、これもフィスは堪える。(GM「うっきー!なんで効かないんだ!」フィス「「美しい」その言葉でフィスは眠気を振り払った!」)
 キレたGM。男Bに仲間を呼ばせる。(フィス「死ねってこと?(笑)」)
 第4ターン。フィスは男Bにコンフュージョン。男Bもこれで混乱してしまう。(タクト「なんか、このまますむか?(笑)」フィス「精神力がもたんわ!!)
 そして女がここで再びスリープ。

フィス
:(ころころ)…4でーす♪
GM
:ふ。さようなら。(笑)
タクト
:終わった〜。(笑)
フィス
:「くっ、僕の美しさは永遠に…」ばたり…
GM
:女のスリープで、フィスは強烈な眠気に誘われて、くー。遠くからばたばたと人が近づいてくる音が聞こえていた。
ミント
:寝ていて。静かに。(笑)

4.遺跡の罠

タクト
:じゃ、出発しようか」(笑)
ミント
:「しゅっぱーつ! 遺跡たんけんだー」
GM
:さて、遺跡の方。
 遺跡は小高い丘の上にあって、だいぶん、崩れてる。丘の上にあるから、景観はいいね。
タクト
:どんな感じなのかな?
GM
:石造りの遺跡で、神殿のような感じだね。祭壇の奥に、地下に続く階段があるよ。
ミント
:「昔は、ここはボクたちが成人のときに式をするのに使ってたってゆー遺跡なんだってー」
タクト
:「ふ〜ん、君は成人したのかい?」
ベルン
:「まだでしょ」
ミント
:「うー…まだ」
タクト
:ガキなんですね。
ミント
:ガキじゃないもん。
タクト
:「じゃ、入るか」あー、そうだ!
GM
:はい?
タクト
:受け渡し場所って、この遺跡の外なのか?
GM
:外だね。今いる場所だよ。
タクト
:わかりました。
GM
:祭壇の奥に入るのかな?
タクト
:じゃ、ベルンに偵察頼んでいいかな。
ベルン
:「じゃ、見てくるわね」
タクト
:「よろしくお願いします」
ベルン
:誰か見張りとか待ち伏せとかはいそうかしら?
GM
:いや、ぱっと見、なんの気配もないよ。
ベルン
:罠とか仕掛けてこっちから待ち伏せするってのも面白いわね…
ミント
:「ベルンが、なんか悪巧みしてる顔だ…」
タクト
:「そうだな…(笑)」
ベルン
:「ミントちゃん、アタシはちょっと中を見てくるからアナタは悪者を待ち伏せするための罠を作ってなさい」
ミント
:「ボク!?」
GM
:お、そういえば、シーフを1レベル持っていた…
ミント
:おおっ。忘れていた。じゃー、トリップワイヤーでもつけようか。
タクト
:野外ならレンジャーでもできるんだよね。
ミント
:(ころころ。目がいい…これは確実に誰かかかるぞー…)10。
ライト
:「何かしようか?」
ミント
:じゃあ、ライトといっしょに罠づくりー。(笑)
ライト
:「罠…。ふっ…(ニヤリ)」
ミント
:「ライト、たのしそーだねー。罠作り」
ライト
:「えっ…そんなことないよ」などと言いながら、ちょっと怪しい目つきだったり。
ミント
:「作って、どっこにはろっかなー」
タクト
:あ…どこに罠を張ろうか…
GM
:ベルンは奥に入っていく。
 ベルン、遺跡の祭壇から階段で奥に入ると、奥はまっすぐな通路になってる。
 通路の両脇は、かなり崩れているけど、レリーフが彫られているね。見たことのあるレリーフだ。ミントと一緒に潜った遺跡で、何度か見たことのあるような奴だね。
GM
:さて、祭壇の奥の話。階段を下りて、まっすぐな道は、両脇レリーフ。所々に秘密の通路なんかが開けられたままになっているね。
 注意して進んでるベルンだけど、もうたくさんの人が潜った後だけあって、罠っぽいものは見あたらないよ。
ベルン
:モンスターとかもいなそう?
GM
:いなそうだね。
 程なくして、ひろーい部屋に出るよ。直径が20メートルくらいの部屋で、中央に台座がある。
 台座の奥には、昔は何かがあったのだろうなぁという感じの、人間の膝くらいまでの高さの石骸がある。
ベルン
:たまごは置けそうなの?その台座って
GM
:台座は平面だから、たまごをおいたら、ころんといきそう。
 大きさ的には、おけるね。
ベルン
:よくわからないから石像の跡ほうを調べるわ
GM
:さいころだね。シーフで。知力足していいよ。
ベルン
:13。
GM
:じゃあ、わかるね。これは、この台座に向かって何か、人間大の大きさの石像が建っていた後だ。きっと、先に訪れたトレジャーハンターが、壊してもっていったんだろうね。
ベルン
:ここには何もないわね。
ミント
:「ねー、ところで、作った罠はどこにつけるのー?」
タクト
:どうしよう…うまく仕掛けないと…なんか、罠って意味ないのでは?
ミント
:「えー、せっかくライトといっしょにつくったのにー!」
タクト
:「いや、どこに罠を仕掛けたら有効かわからないから…」
ミント
:「通り道。敵の」
タクト
:どこから出てくるかわからないじゃん
ミント
:「わかんないね…」
タクト
:意味ないじゃん。
ベルン
:罠は悪者(?)が出てきたときに、ちょこっとこけてくれればそれでいいのよ。見てて面白いじゃない。(笑)
タクト
:あははー。(笑)
ミント
:「じゃあ、祭壇のしたにくっつけちゃお。ベルン、ひっかかれー!」
GM
:ぺた。
ミント
:トリップワイヤー、10、発動ー。
ベルン
:ふん。目標値10なら期待値でかわせるわ。
タクト
:おいおい。(笑)
GM
:階段を使おうとすると、ひっかかる。
 ところで、たまごって誰がもってるんだっけ?
ベルン
:アタシだと思うよ。
GM
:うーんと…聖杯はところで、誰が?
ベルン
:さあ?
タクト
:いっしょでしょ、持ってるのなら。
ベルン
:じゃあ、アタシ。
GM
:じゃあ、ベルンだ。了解。
 さて、罠も仕掛けた。ベルンはまだ奥の部屋にいる。
ベルン
:ところで遺跡内は安全そうなわけね。
GM
:です。
ベルン
:「みんな、こっちは安全そうだから入っておいで。この中で待ち伏せましょ」
タクト
:いや、「僕は外にいますよ」 そのほうが敵あざむけるんじゃないの?
ベルン
:さぁ?敵としては待ち伏せたいからこんなとこに呼び出すんじゃないかと思ったんだけど。
タクト
:あー、そうか…
ミント
:「どうするのー?」
タクト
:じゃ、潜んでようか。
ベルン
:遺跡にヒミツの出口とかないかどうか調べるわね。そういうのがあったら安心して待ち伏せもできるし。
GM
:じゃ、ベルンはそれを探すっと。
 みんな、祭壇の奥に入っていくのね。
タクト
:ほい。
ミント
:「ワイヤー張ってあるからねー」
GM
:さて、ベルンは秘密の出口のチェックだ。さいころ。シーフと器用度だね。
ベルン
:13。
GM
:うん。出口は他にはないようだ。
ベルン
:残念。
GM
:みんな、奥の円形の部屋にまで来て、待ち伏せるのかな?
タクト
:そうですね。
ミント
:「入り口の罠、鳴子とかにしておくー?」
タクト
:「どうするんですか?ベルンさん」
ベルン
:「鳴子じゃなくても良いわ。アタシが見張ってるから」
GM
:じゃ、ベルンは見張りだね。他の人は、奥の部屋へ。
ミント
:ぱたぱたー。「わー、昔はここで、成人式をやってたんだー」
タクト
:「どんな風にしてたんだろうね?」
ミント
:「うーん…よくは、わかんないんだけどねー。昔は、ボクたちは成人すると、飛べるようになったんだってー」
タクト
:「きみは成人してないよね。でも、とんでるじゃないか?」
ミント
:「よくわかんないけど…昔は、そうだったんだってー。今は、進化したんだ。きっとそうだ。うん」ぱたぱたー。
GM
:特にもう後は待ち伏せするだけかな? と、するとさくっと時間を進めるよ。
ベルン
:オッケー。
GM
:さて、夕暮れを過ぎて、夜も深くなり始めたころ。ベルンの目に人影が映った。
 団体が丘を登ってくるね。影は10人近くいるようだ。その中に、知った顔がある。
タクト
:だれ?
ベルン
:だれ?
GM
:くーかーくーかー、眠っている、フィス。すまきにされて、大男に担がれてる。
タクト
:すまきですか。(笑)
ベルン
:そんな状況でよく眠れるわね〜。
GM
:スリープだしな。(笑)
 ちなみに、時間はまだ0時より全然速いよ。まだ、10時過ぎの頃だ。
タクト
:みんな、どんな格好してる?
GM
:タクトは見えないよ。(笑)
タクト
:そうだったね。(笑)
ベルン
:どんな格好なの?
GM
:ベルンは見える。男と女が入り交じってるね。男はみんな屈強そうで、武装してる。女はエルフっぽい。魔法使いかな?
 後ろの方に、華奢というより、やせこけた感じの男がいるのがわかる。偉そうだ。
タクト
:あいつが親玉ですね
ベルン
:さて、どう動くのかしら?
GM
:一行は遺跡にたどり着いたよ。フィスを抱えていた大男が、フィスをどさっと地面に投げ捨てて、何事か言っている。
ベルン
:聞き耳。
GM
:聞こえるだろうなぁ。「よし、オマエらは所定の位置に隠れてろ。奴らが見えたら、即座に知らせるんだ」とか言ってる。
タクト
:散らばるんだ。
ベルン
:ラッキーね。
GM
:散らばるね。遺跡の影に行く人、暗闇に消える人。君らのいる祭壇の方へ来る人…
タクト
:くるなよ。
ベルン
:どんな人が来るの?
GM
:男だね。二人組。
タクト
:えーと、親玉らしいのはどこにいるの?
GM
:遺跡の真ん中へん。フィスを持ってた大男の近くに居て、きょろきょろとせわしない。
タクト
:距離は?
GM
:うーん、ちょっと遠いな。3ターンといったところか。
タクト
:きついね。
GM
:さて、男二人が祭壇のところに来たよ。「よし、中に入って、待ち伏せるか」「そうだな」
タクト
:(笑)
ベルン
:じゃあ奥まで誘い込んでやっつけちゃおうか。
GM
:入り口のところには、君ら、居るんだよねぇ。
タクト
:ベルンだけでしょ
GM
:じゃあ、タクトは今までの情報は何も知らないように。(笑)
タクト
:タクト知らないでも、ぼくは知ってる
GM
:こら。(笑)
ベルン
:じゃ、奥まで戻って皆に状況を話すわ。
GM
:はいよ。
ベルン
:とりあえず、男が二人入ってきそうだから、できるだけ静かにやっつけちゃおう。
ミント
:「きゃー」
タクト
:ね。罠ってまだあったよね…
ベルン
:そういえば。
GM
:あったなぁ。(笑)
ミント
:言わなきゃ、忘れてたかなぁ…
GM
:(覚えていたよ)チェックしなくちゃ。(ころころ)…絶妙。
ミント
:1ゾロが…(笑)
GM
:ベルンがみんなに話している時に、入り口の方で、「うわぁぁああぁ!」という悲鳴。
ミント
:「あ、かかった」
タクト
:おいおい。
ベルン
:あらら。
タクト
:他にだれか来てしまうじゃないか!
GM
:入り口の方があわただしくなるよ。「どうした!?」「罠が張ってあった!」「何っ!?」「どういうことだ?」「トリップワイヤーだ?」「誰が?」「中に誰か、いるのか?」
タクト
:なんかやばくない?(笑)
ベルン
:策が裏目に出てしまったわね。(笑)
ミント
:「罠、だいせいこうー」(嬉)
ライト
:「よし!」
タクト
:…しゃーない、剣を抜いとこう。
ベルン
:アタシも弓を構えとこ。
GM
:さーて、入り口の方があわただしくなってきて…
 と、この辺で次回に続く。