studio Odyssey



GM's Memo

 セッションに使用されたGMのメモやその他の設定などです。

00:このメモについて

 このメモは、セッションにおいてGMが用意し、実際に使用されたメモや設定、その他、シナリオに関するさまざまなものをまとめて公開し、シナリオ作りの手助けのために公開するものです。
 大抵はメモレベルなので、そのまま使うわけには行かないとは思いますが、参考にしてください。

01:第三回セッション

開催日
2006.09.2,2006.09.03
開始時間、および所要時間
13:00から16:00
および22:00から25:30
冒頭のだべりを含む
次回セッション含む
GM
しゅーほ
Short Session 02のGM
PCの変動について
特になし
セッション内で特筆すべきこと
時間優先で、2回に分けた。

セッション終了後の、GMのコメント

 セッション全編をリプレイから振り返ってのコメントです。
 マスタリングの裏事情なんかをメモっておきますので、参考にしていただけたらと思います。(このメモはGMに書いてもらっています)

  • 前回、ワルモノが出てきたにもかかわらず、そんな存在は影も形も出てきません。
  • 夏ですので。ホラー?怪談?まぁ、夏ですから。(実際のセッションは9月に行われましたが)実際は、読者の皆様に読んでいただいた通りです。
  • 今回やりたかったことは、学校の怪談で、戦闘はしないと言うことです。おおむね、目論見通りにできました。協力的なプレーヤーに感謝です。
  • 夜に活動をしてもらうことを前提にシナリオを組んではいましたが、昼間に探索をしてもどうにかなるようには考えていました。
  • ソードワールドの世界だとアンデッドが夜間しか発生しないということはないので、難しいところです。
  • 一階に本当は家庭科室(調理実習室)があるはずでした。最初に描写したときにうっかり忘れて、そのまま立ち消え。血のついた包丁とか、そういったものが見つかったかも知れません。
  • セージ科が図書室と一緒になったのは、当日直前までプリースト科の教室を設定し忘れていたため、急遽思いついて図書室と一緒にしました。本当はセージ科教室3Fにあったのです。まぁ、セージ科だし、図書室内でも不自然じゃないなぁと。
  • ファントムでなく、スペクターだったら生前の技能が使えたのです。なんでスペクターにしなかったかなぁ。そうすればアルに憑依できたのに。元々、アルに憑依することを狙ってシナリオを作っていたはずなのに、ファントム…なかなか思うに任せないです。

シナリオノート

 今回のシナリオノートは、実際に使用された部分と、公開しても問題のない部分を一挙に掲載します。
 かなりたくさん書かれていますが、参考にしてください。

描写されなかったおまけ

 バード科:「演奏会を成功させよう!」と黒板に大書してありました。ファントムのジムが通っていた教室です。
 シャーマン科:精霊を封じたマジックアイテムを安置した台座がありました。
 プリースト科:祭壇とかなんとかあるはずでした。詳しくは設定していません。だって、時間がなかったから!
 美術室:画材とか、デッサンモデルの彫像とかおいてあります。とくに何もありませんが、彫像の目が動くとかはするかも知れません。
 昨年度のこの依頼は、インターミッションでも言っていますが、ハルモニアさんのパーティが担当しました。無事達成は出来たのですが、具体的な内容については彼女にとってトラウマなのか、情報を求めても答えてはくれません。怖い思いをしたようです。

ランダム遭遇表

 ランダム遭遇次第では、ちょっと雰囲気の違ったサプライズが提供できたかも知れません。
 ちなみに、「階段が一段増える」はランダム遭遇で3を振ると起こるイベントでした。
 また、4を振ると「突然ケータイが鳴る」多分、バルクから電話がかかってきたことでしょう。
 そして、6の目がもう一度出ると老朽化して腐った床が抜けました。

謝辞

 今回のシナリオを作るにあたって、第一期でアルステッドを演じてくれたプレーヤーさんに協力をしていただきました。助言の数々、ありがとうございました。

02:考察

 非常にシンプルな探索シナリオです。
 SWの本来のルールでも、このような探索シナリオは可能でしょう。200xとしては、電気のギミック等、ちょっとした細部の変更によって、現代風に出来ます。

 校舎は旧校舎でなくともよかったかも知れません。今風の学校をそのまま持ってきても、目的としていた学校の怪談としては成立できたでしょう。逆に、今回のシナリオをベースにして、長めのセッションにするには、普通の校舎として、様々なギミックをつけた方がいいかも知れません。

 学校の怪談というのは、7不思議のようにいろいろと考える事が出来ますので、シナリオは膨らませやすいでしょう。GMも言っていますが、プレイヤーを怖がらせるという点は難しいかも知れません。しかし考えようによっては、百物語や怪談話等は口づてに伝わるもので、十分に怖がらせることが出来るのですから、NPCが己の体験談として話すシーンというので、GMが語るという切り口は面白いかも知れません。これはオンラインよりも、通常のセッションの方が面白いでしょう。

 今回のシナリオは、時間を設定し、その時間で切りました。都合、二日にわたっています。
 この分け方はバランスがよく、負担も少なかったように思います。
 予備日を設定し、時間がオーバーしたら予備日に積極的に回すというのは、大切かも知れません。

03:次回予告

 次回は今回のラストで突然セッションを乗っ取った冷水GMによるセッションです。
 シティアドベンチャー系ということですが…はたして。