studio Odyssey


彼女との始まり

 私が心を許すのは、
 彼女、ただひとり。

 それ以上の関係は、
 私には必要がないから、
 私は誰ともなれ合わない。

 だけれど、
 その彼女の頼みだから、
 私は、

 その場所へと向かって歩いている。


 僕は待ってる。
 何故か、
 奴の書いたキタナイ文字の恋文なんかを手にして、
 待ってる。

 馬鹿みたいな話で、
 どうしてトモダチが告白するのに、
 僕が彼女を呼び出して、
 手紙を渡さなきゃならないのか。

 それが出会い。

「あれ?」
「彼女は来ないわ」
「どうして?」
「断るから」


size:
512KB
author:
しゃちょ@studi Odyssey
author's comment:
 ヒロインの彼女は、初期から出てくる事は決まっていたのですが…
 出会いに関しての512がなく……まぁ、ちょっと難しかったかとは思いますが…実際難しかったです。