それは、遠い世界。
僕の住む、この世界とは違う。
それは、とても遠い世界。
だから、無理なんだと、
彼女は笑った。
彼女は、この世界の生き物ではないと、笑った。
それは、僕の告白をかわすための言葉だと、
僕は思った。
けれど、
もしもあなたがそれ以上私に言おうとするのなら、
自分の居た場所に、
帰らなきゃいけない。
そう、呟いた。
「…私」
一つの言葉が、風と共に僕に届いた。
「私は悪魔なの」
たった一言の、
彼女の告白。
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- author:
- thi
- author's comment:
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宇宙人とはいきませんが、悪魔にさせていただきました。(宇宙人と大差ないような…)
やったもん勝ちの世界。やり逃げします。勝ち組です。
二度目の投稿なので放置OKです。
放置される…ということは、俺は負け組になるのか!?
- director's comment:
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大爆笑をしたthiさんの投稿。
ちょうど、「彼女の設定」をweb上で考えていたときで、「宇宙人」とか僕がのたまった後でして…まさか「悪魔」になるとは!?
「逃れられない現実」というタイトルを深読みしてしまうが…真っ向勝負で、彼女は悪魔で突っ切りましたッ!
投稿していただいたものと、ちょっと違います。文脈だけ変えさせていただきました。だって、悪魔なんだよ!?