studio Odyssey


忘れられない、季節の扉

message from:柳

 夏?
 もう少し、前。
 でも、春じゃない。

「おはよう」
 続いて、
「おはよう」
 いつもと違うけど、いつもの応酬。

 あの突拍子もない出会いで、
 そのお陰で、
 僕は彼女に出会った。

 今はもう他人じゃなくて。
 けれど、恋人とかでもなくて。

 友達――だろうか。違うかな。

 でも、それも。唯それさえも。

 今日で変わる。

 まだ変わりたくはない…でも。
 このままじゃ、いけない。

 何かしないと。


 そうして僕はこの扉を開いた。
 一気に。

 そこにいたのは――


size:
512KB
author:
author's comment:
 一応512きっかりに収めたつもりですが、アレでしたら編集等お願い致します。
 因みに、「承」作ろうとしましたが思いきり「転」な感じですね。(w
 ここまでのショートとか、詩書いたの初めてですしね。(加えて恋愛モノも。ミステリな小説とかが主です)
director's comment:
 「夏の始まり」にスタッフ外からの初作品。柳さん、ありがとうございました。
 ぴったり512バイト。
 掲載にあたって、少し直しましたが、原文通り。ちなみにこの中に「あの突拍子もない出会い」という一文があるため、出会いが突拍子もないものでなければならなくなったのでした。順序無視で、投稿したもの勝ちな、そんな企画。