「思ったとおりだ」
言う、トモダチ。
口癖のようなその台詞。
そして、いつもの悪魔の笑み。
「何がよ?」
「思った通りだ」
「何がさ」
彼女の話を薄笑いで聞いていたソイツは、
「よく聞け、サル」
「テメー…」
言う。
「俺は判っていたんだよ」
「へぇ…」
「その悩みを解決するには三つの問題がある」
ふいと、奴は波を見て言う。
「まず、オマエは彼女のことを何も知らない」
夜の海。「そして…」
「俺はオマエが何を言いたいか判らない」
「死ねよ」
「そして…」
「あぁ、続くんだ」
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- A
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主人公の男友達をだそうぜ。
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スタッフのAの作品。
主人公の男友達を出すのはいいが、「サル」はどうなのか…気に入ったので他でも使ってますが。
ちなみに続く「2」とこれで1つだったのですが、長すぎなので分割。